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地球規模の気候変動リスク管理戦略の総合解析に関する研究(平成 25年度)
Integrated Analysis of Global Climate Risk Management Strategies

予算区分
BA 環境-推進費(委託費) S-10-1
研究課題コード
1216BA004
開始/終了年度
2012~2016年
キーワード(日本語)
気候リスク,リスク管理,温暖化影響
キーワード(英語)
Climate risk, Risk management, Climate change impacts

研究概要

科学的知見の統合による地球規模の気候変動リスク管理戦略の構築・提示の達成に向けて、統合評価ツール開発と同ツールを利用した気候変動リスク管理戦略の定量的解析を実施する。同時に、S-10全体の総括班として、テーマ間の研究調整と課題全体の進行管理を担当する。
 統合評価ツール開発に関しては、各テーマからの科学的知見を組み入れたリスク管理戦略の定量的解析の実現に向け、既開発の統合評価ツールを基礎にそれを拡張する。同統合評価ツールを使った気候変動リスク管理戦略の定量的解析に関しては、S-10-1(2)が運営する定期会合での討議をふまえて分析対象とするリスク管理戦略を設定し、その実現に要する費用の推計や戦略実施の帰結として生ずるリスクの描出を行い、その解析結果について定期会合に提示する。なお、現実の国際交渉における論点を抑えた戦略検討を実現すべく、本サブテーマ内で各国の気候変動リスクへの対応戦略の現況・動向を整理して定期会合に提供し、分析対象のリスク管理戦略の選定や戦略の評価枠組みの構想に反映させる。

研究の性格

  • 主たるもの:政策研究
  • 従たるもの:

全体計画

(H24)統合評価ツール開発に関しては、影響関数・対策費用評価の実装計画策定、炭素循環モジュールの改良、パターンスケーリング・バイアス補正高度化の検討、入出力仕様拡張の計画策定、等を実施する。リスク管理戦略の定量的解析に関しては、解析の実施計画の策定、データ収集整備の開始、各国対応戦略の現況の整理を行う。
(H25)統合評価ツール開発に関しては、影響関数・対策費用評価手法の実装、パターンスケーリング・バイアス補正モジュールの改良、不確実性評価高度化の検討、入出力仕様拡張、等を実施する。リスク管理戦略の定量的解析に関しては、各国戦略の現況整理を継続・更新するとともに、予備的解析を実施する。
(H26)統合評価ツール開発に関しては、影響関数・対策費用評価手法の実装を継続するとともに、S-10-1(3)と連携した意思決定理論の反映の検討、不確実性評価高度化、等を実施する。リスク管理戦略の定量的解析に関しては、カンクン合意見直しを含む各国戦略の現況整理を継続・更新するとともに、本解析を開始する。
(H27-28)統合評価ツール開発に関しては、影響関数・対策費用評価手法の実装を継続・完了するとともに、意思決定理論の反映、不確実性評価高度化を実施する。リスク管理戦略の定量的解析に関しては、カンクン合意見直しを含む各国戦略の現況整理を継続するとともに、多様な管理戦略の解析を実施する。

今年度の研究概要

「統合評価ツール開発」に関しては、24 年度の検討をふまえた仕様変更を完了するとともに、テーマ2〜テーマ4 の一部から影響関数・対策費用情報等の提供を受け、同ツールへの実装を行う。また、24 年度と同様に、ツール開発・改良に関するサブテーマ別の協議を再度実施し、国内外の研究動向も考慮しつつ、必要に応じてツール仕様変更および影響関数・対策費用情報等の実装に係る計画の見直しを行う。加えて、炭素循環・気候変化モジュールにおけるパターンスケーリング・バイアス補正手法の高度化を行う。また、同モジュールを含めたツール全体での不確実性評価手法の高度化について検討する。

 「リスク管理戦略の定量的解析」に関しては、前年度検討の解析実施計画にそって予備的解析を実施し、その結果についてはサブテーマ2が作成するリスク戦略検討年次報告書に含め公表する。関連して、各国のリスク対応戦略の現況把握に関しては、24 年度〜25 年度公表の報告や同期間の推進費研究の知見などを加えて更新するとともに、定期会合においてその結果を共有する。また、カンクン合意に基づく見直しについても、国際交渉の現場の議論・動向を押さえ、必要に応じて研究の方向修正を提案する。

関連する研究課題

課題代表者

高橋 潔

  • 社会環境システム研究センター
    広域影響・対策モデル研究室
  • 室長
  • 博士(工学)
  • 土木工学,工学
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担当者