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生物応答を利用した水環境管理手法検討調査(平成 24年度)
Investigation on water environment management method using biological responses

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
1212BY008
開始/終了年度
2012~2012年
キーワード(日本語)
全排水毒性試験,事業所排水,バイオアッセイ
キーワード(英語)
Whole effluent toxicity, Industrial effluent, Bioassay

研究概要

工場・事業場からの排水には低濃度であっても多種多様な化学物質が含まれている場合があり、それらの生態系への悪影響や複合影響については未知な部分が多い。安心安全な水環境を確保し、事業場排水に起因する水質汚濁および水生生物等への悪影響を未然かつ効率的に防止するために、環境影響を総和的に管理する手法として、生物応答(バイオアッセイ)を利用した水環境管理手法(WET: Whole Effluent Toxicity)の国内への導入について調査・検討を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:政策研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

生物応答手法の国内への導入に向けては、これまでの個別物質管理手法と異なる新たな水環境管理手法であることから、制度及び技術に関する課題を整理し克服していく必要があり、国内への導入にあたっての制度の在り方、運用にあたって必要となる基盤(試験機関、調査機関等に係る事項)の策定、技術的な作業手順書の作成などを実施する。

今年度の研究概要

(1)我が国における生物応答手法を利用した水環境管理の在り方に関する検討
生物応答手法の導入にあたって平成23年度生物応答を利用した水環境管理手法検討調査(以下「昨年度調査」という。)で検討した内容を踏まえ、我が国の排水管理制度における生物応答手法の位置づけの整理を行う。

(2)生物応答手法の導入に際しての制度及び運用に関する検討
昨年度調査で検討した内容を踏まえ、生物応答手法の導入の具体化に向け、以下の課題を実施する。
(1)生物応答手法の導入の在り方に関する検討(制度の在り方についての整理等)
(2)生物応答手法導入の具体化に向けた枠組みの検討(試験実施・評価機関に関する事項、試験結果の報告に関する事項等)
(3)(3)(2)で実施する試験に用いる排水を採取する事業場(3社程度、関東近辺)の選定
(4)(3)(3)で実施する試験を行う試験機関(3機関程度)の選定

(3)生物応答手法の導入に際してのバイオアッセイ技術に関する検討
昨年度調査で作成された技術的な作業手順書等の案を基に、以下の課題を実施する。
(1)生物応答手法の導入に必要な手順書等の最終案の作成
(2)事業場排水を用いたバイオアッセイ試験の実施
昨年度調査で作成された作業手順書等の実効性の確認及び修正に資するため、(2)(3)で選定した事業場で排水サンプルを採取し、(2)(4)で選定した試験機関および国環研においてバイオアッセイ試験(ゼブラフィッシュ、ニセネコゼミジンコ、藻類の3種)を実施する。

(4)検討委員会の設置・開催、生物応答手法説明会の開催
上記課題を検討するための委員会を設置し、検討会及び分科会を開催する。さらに、平成25年度以降に生物応答手法の実施を希望する試験機関に対し、技術的な指導等を行う説明会を年1回程度開催する。

備考

旧課題コード:1111BY007

課題代表者

鑪迫 典久

担当者

  • 渡部 春奈環境リスク・健康研究センター
  • 松崎 加奈恵
  • 菅谷 芳雄
  • portrait
    青木 康展環境リスク・健康研究センター
  • 白石 寛明環境リスク・健康研究センター