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平成24年度化学物質の内分泌かく乱作用に関する試験法開発に係る業務(平成 24年度)
Development of test methods for endocrine disrupting chemicals in 2012

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
1212BY007
開始/終了年度
2012~2012年
キーワード(日本語)
内分泌物質,メダカ,ミジンコ,両生類,多世代試験,OECDテストガイドライン
キーワード(英語)
Endocrine disrupting chemicals, Medaka, Daphnia, Amphibian, Multi-generation test, OECD test guideline

研究概要

環境省では、平成22 年7 月に「化学物質の内分泌かく乱作用に関する今後の対応— EXTEND2010 —」を取りまとめ、化学物質の内分泌かく乱作用に伴う環境リスクを適切に評価し、必要に応じ管理していくことを目標として、評価手法の確立と評価の実施を行っている。このため、まだ十分確立されていない内分泌かく乱化学物質の試験法について、引き続き開発を進める必要があると共に、OECD 等で進められている試験法確立に積極的に協力し、国際的な貢献を行う必要がある。これらを踏まえて、主に魚類、両生類及び無脊椎動物を対象とした各種試験の実施や情報収集、必要な検討を通して、試験法の確立及び影響を評価するため必要な基礎的知見の集積を行い、試験の開発・適正化に向けた取組みを推進する。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

魚類試験法開発については、魚類短期間繁殖試験(TG229)について、メダカを試験魚として実施できるように試験条件等を適正化するための取組みを実施する。また、日米において議論された、魚類の繁殖・生殖(生産性)への影響を評価する試験法(メダカ多世代試験)の改訂プロトコール(案)に基づいた試験を実施する。無脊椎動物試験法開発については、オオミジンコ繁殖試験(TG211 及びTG211 アネックス7)の課題を整理し、幼若ホルモン様化学物質に対するスクリーニング手法の開発に向けた取組みを実施する。また、ミジンコを用いた多世代試験の開発に向けた取組みを実施し、試験法の妥当性について検証作業を進める。両生類試験法開発では、トロピカリスを用いた両生類パーシャルライフサイクル試験法開発のため、別途環境省が実施した業務の結果及び最新の論文等の情報を収集し、概要を取りまとめる。また、その結果を基に、ばく露条件、エンドポイントの妥当性等の観点から検討し、今後取り組むべき課題等を整理する。

今年度の研究概要

(1) メダカ短期繁殖試験の適正化のための試験の実施及び検討
メダカ短期繁殖試験の適正化に向けて、OECDで合意されたTG229改定案に従い、化学物質(1物質程度)によるばく露試験を実施し、試験法の適正化に必要な試験条件等の検討を行う。
(2) メダカ多世代試験のプロトコール(案)の作成
魚類の繁殖・生殖(生産性)への影響を評価する試験法(メダカ多世代試験)について、第8回日米二国間協力実務者会議で協議検討された、改訂プロトコールに従い、化学物質(1物質程度)による26週間のばく露試験を実施し、試験生物数、エンドポイント及び統計解析等の観点から改訂プロトコールの妥当性について検討する。
(3) 無脊椎動物スクリーニング試験法の開発
幼若ホルモン様化学物質のスクリーニング試験法を開発するため、ミジンコを試験生物として、性比に着目した短期間の化学物質ばく露試験のプロトコール案を作成した上で、化学物質によるばく露試験を実施し、プロトコール案の検証を行う。
(4) 無脊椎動物を用いた多世代試験の開発
幼若ホルモン様化学物質の多世代試験法を開発するため、ミジンコを試験生物として、一世代の繁殖のみならず、子孫への影響も考慮した生物群集の存続を評価するための試験法のプロトコール案を作成した上で、ばく露試験を実施し、プロトコール案の検証を行う。
(5) 両生類試験法開発について
パーシャルライフサイクル試験法開発のため、結果を検証し、その結果を基に、ばく露条件、エンドポイントの妥当性等の観点から今後取り組むべき課題等を整理する。

備考

旧課題コード:1111BY006

関連する研究課題
  • 0 : 環境リスク研究分野における研究課題

課題代表者

鑪迫 典久

担当者

  • 渡部 春奈環境リスク・健康研究センター
  • 高信 ひとみ