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平成23年度化学物質環境リスク初期評価等実施業務(平成 23年度)
Implementation of Initial Risk Assessment of Environmental chemicals in FY 2011

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
1111BY010
開始/終了年度
2011~2011年
キーワード(日本語)
環境リスク評価,OECD試験ガイドライン,SIDS初期評価会合
キーワード(英語)
Environmental risk assessment, OECD Test guideline, SIDS Initial Assessment Meeting

研究概要

環境中に存在する多数の化学物質の中から、人の健康や生態系に対して有害な影響を及ぼす可能性のあるものを効果的に抽出し、効率的に環境リスク管理施策を進めていくため、化学物質の環境リスク初期評価を進めており、その結果を「化学物質の環境リスク評価」(通称「グレー本」)として公表してきている。内外の動向を踏まえ評価手法のさらなる改善を図りつつ、同評価を効率的かつ整合的に進める必要がある。
本調査では、「化学物質の環境リスク評価」に係る検討全体の企画・立案、運営・調整及び総合とりまとめを行うとともに、内外の科学的知見を最大限に活用しながらばく露評価及び生態リスク初期評価の作業を進めるほか、評価手法を高度化するための検討、化学物質の環境リスク評価に関連するOECDの検討に必要な対処及び貢献をするための作業等を行うことを目的とする。
本調査の目標は、「化学物質の環境リスク評価第10巻」を取りまとめること、および化学物質のリスク評価に係る国際的動向を把握し、環境省が行う各種リスク評価に貢献することである。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

(1)化学物質の環境リスク評価第10巻」の取りまとめを主な業務としつつ、「化学物質の環境リスク評価」の企画立案、運営・調整及び総合とりまとめ「化学物質の環境リスク評価」の企画立案、運営管理及び結果等のとりまとめに関する検討及び必要な作業を行うとともに、当該評価を構成するばく露評価、健康リスク初期評価及び生態リスク初期評価に係る作業の間の総合調整を行う。
(2)化学物質の環境リスク初期評価手法の高度化等に関する検討を行い、環境リスク初期評価ガイドラインの改訂を通して現実的・効率的なリスク評価手法の確立に貢献する。
(3)OECDの環境リスク初期評価関連調査を通して、国際共同作業に貢献しつつ、同分野の動向を把握する。同時に、OECDにおける生態影響関連テストガイドライン等の検討動向の把握と必要な検討調
査等のを行う。

今年度の研究概要

・「化学物質の環境リスク評価第10巻」を作成するため、すでに決定している対象物質の生態毒性・曝露情報を収集し、初期評価ガイドラインに沿って、作業を進める。
・曝露評価分科会、生態リスク評価分科会の事務局として会議の運営に当たるほか、別途設けられる健康リスク評価分科会の論議を把握し、これらの分科会の論議を集中する企画委員会の運営に当たる。
・OECDその他の会議に専門家を派遣し、環境リスク評価に係る動向の把握と情報の整理を行う。

外部との連携

環境省が指定する大学、行政、民間からの委員と連携して業務を遂行する。

課題代表者

菅谷 芳雄

担当者

  • 長尾 明子
  • 藤原 好
  • 兵頭 栄子
  • 蓮沼 和夫