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微量水銀同位体分析手法に関する研究開発(平成 23年度)
Development of mercury isotope analysis for trace-level samples

予算区分
MA 委託請負
研究課題コード
1111MA001
開始/終了年度
2011~2011年
キーワード(日本語)
水銀同位体
キーワード(英語)
Mercury Isotope

研究概要

日本近海の海底熱水鉱床には数多くの有用な金属が濃縮されている. レアメタルを代表するように, 様々な金属を輸入に頼っている我が国にとって, 将来の金属の安定供給には海底熱水鉱床の開発が不可欠である. そこで本研究では海底熱水鉱床の水銀濃度分布や水銀同位体変動の原因を解明し, 水銀濃度分布と水銀同位体組成を調べることによって, 水銀を活用した海底熱水鉱床の探査技術の理論的裏づけを確立し, 探査技術の概念設計を行うことである. また人間や生物に強い毒性をもつ水銀による海底熱水鉱床周辺への環境影響を評価する.

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

常温で気化することができる水銀は, 試料前処理に十分注意を払わないといけない. 現時点の水銀同位体分析は比較的高濃度の水銀を含有する試料に限定されており, 低レベルの水銀同位体分析を開発する必要がある. そこで本研究では試料燃焼・水銀濃縮システムを構築し, 水銀濃度の低い試料の高精度な水銀同位体分析法を開発する.

今年度の研究概要

試料燃焼・水銀濃縮システムを構築し, 水銀濃度の低い試料の高精度な水銀同位体分析法を開発する.

外部との連携

独立行政法人産業技術総合研究所
国立大学法人筑波大学
国立大学法人鹿児島大学
独立行政法人海洋研究開発機構

課題代表者

武内 章記

  • 環境リスク・健康領域
    リスク管理戦略研究室
  • 主任研究員
  • Ph.D
  • 地学,化学
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