- 予算区分
- MA 委託請負
- 研究課題コード
- 0909MA006
- 開始/終了年度
- 2009~2009年
- キーワード(日本語)
- オオミジンコ,複合毒性,急性毒性,重金属
- キーワード(英語)
- Daphnia magna, compound toxicity, acute toxicity, heavy metal
研究概要
通常重金属汚染地域では、単一の金属による汚染はまれである。これら汚染地域において生態リスク評価を遂行し生態系管理手法を確立するには、重金属の複合毒性を理解する必要がある。Kamo & Nagai (2008)は重金属の複合影響を予測するモデルを提案しているが、多分に理論的な予測であり検証が必要である。本研究では、実験室において重金属の複合毒性試験を行い、理論の検証を進めると同時に、より精緻なモデルを構築するためのデータを取得することを目的とする。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:技術開発・評価
全体計画
オオミジンコ(Daphnia magna)を用いて、複合毒性試験を行う。重金属の毒性は、水質により変化するので、与えられた試験環境において、まず亜鉛と銅、それぞれ単独の毒性試験を行い、各金属の48時間半数致死濃度(48-h LC50)を明らかにする。次いで、亜鉛と銅の48-h LC50を様々な比率で混ぜた試験水を用いて、死亡率の変化を調べ、複合毒性の影響を明らかにする。
今年度の研究概要
オオミジンコ(Daphnia magna)を用いて、複合毒性試験を行う。重金属の毒性は、水質により変化するので、与えられた試験環境において、まず亜鉛と銅、それぞれ単独の毒性試験を行い、各金属の48時間半数致死濃度(48-h LC50)を明らかにする。次いで、亜鉛と銅の48-h LC50を様々な比率で混ぜた試験水を用いて、死亡率の変化を調べ、複合毒性の影響を明らかにする。
備考
独立行政法人産業総合技術研究所
- 関連する研究課題
- 0 : その他の研究活動
課題代表者
多田 満
- 生物多様性領域
- シニア研究員
- 博士(農学)
- 生物学,文学,農学