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関東地方淡水魚の系統固有性検証と全国的系統情報整備(平成 21年度)
Survey of endemic lineages of freshwater fish in Japanese archipelago with special focus on the Kanto region

予算区分
AI 研究調整費
研究課題コード
0909AI004
開始/終了年度
2009~2009年
キーワード(日本語)
分子系統学,系統地理学
キーワード(英語)
molecular phylogeny, phylogeography

研究概要

関東地方に生息する淡水魚が、国内に広範囲に分布する魚種であっても、関東固有の遺伝的特性を保有していることを証明するために、その第一歩として、遺伝的分化年代を記録しうる遺伝マーカーを用いて系統解析を行い、全国的にみて関東地方固有の系統が分布するかどうかを調べる。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

関東地方には約20種の淡水魚が分布するが、分布が関東周辺に限られる種や人為移殖により固有の遺伝的特性が失われているおそれのある種を除くと、遺伝的特性および関東地方への分布年代の解明が遅れており、またそれだけに関東地方淡水魚相の固有性評価で鍵となるのがコイ科のモツゴ・タモロコである。この2種の標本収集を関東地方主要河川と関東以西の濃尾平野・琵琶湖・筑後平野などで行い、変異を蓄積しやすいチトクロームb遺伝子を用い、塩基配列を決定して系統解析に用いる。系統解析の結果をもとに地域集団を区分し、関東固有系統の存在を確かめる。

今年度の研究概要

関東地方の霞ヶ浦・涸沼川・那珂川・久慈川・思川・鬼怒川水系でモツゴ・タモロコの標本採集を行ない、個体毎にDNAを抽出した。ミトコンドリアDNAチトクロームb遺伝子の塩基配列決定を行なった。遺伝子領域全体の決定にあたってはユニバーサルプライマーを用いたが、領域両端の決定にあたっては、他の魚種に対して開発したプライマーが有効でなかったため、新たにプライマーを開発した。

関連する研究課題
  • 0 : 領域プロジェクト

課題代表者

高村 健二

  • 生物・生態系環境研究センター
    琵琶湖分室(生物)
  • フェロー
  • 博士 (理学)
  • 生物学
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