ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

黄砂モニタリング情報の整備とその化学組成の決定(平成 20年度)
Determination of a chemical component of kosa and investigation of its distribution in Japan

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0709CD299
開始/終了年度
2007~2009年
キーワード(日本語)
黄砂
キーワード(英語)
KOSA

研究概要

日本における黄砂現象の発現日数や濃度が年々増加しており、その現象時の呼吸器疾患などの健康影響が危惧されいる。本研究では、実際に黄砂現象中に日本に風送された微小黄砂の呼吸器系(アレルギーを含む)への影響を、実験動物を用いて明らかにすると共に、その生体影響が、同じ黄砂現象中の日本国内における健康被害として実際に起こりうるのかについての疫学調査と、アレルギー増悪に関わる微生物や化学物質と生体側の分子標的を明らかにすることを全体目的とし、そのための黄砂モニタリング基礎情報の提供を分担する。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

最近5年間にわたる全国の黄砂飛来状況をまとめるほか、実試料による黄砂化学分析結果もまとめ、疫学調査データのための基礎情報とする。また、実試料は病理学的動物実験にも供与する。

今年度の研究概要

疫学調査情報との検討後、黄砂の飛来回数だけでなく暴露時間についての情報もまとめる。

備考

本研究計画は、大分県立看護科学大学が受託した科学研究費補助金(基盤研究B)「中国大陸から風送された汚染黄砂による呼吸器疾患の憎悪と日本におけるその疫学調査」の分担研究である。他に分担研究として参画している機関は、東京慈恵医科大学、福岡県保健環境研究所である。

関連する研究課題

課題代表者

西川 雅高