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新潟県におけるオゾン高濃度現象の解明(平成 20年度)
Study on high ozone pollution in Niigata prefecture

予算区分
BC 環境-公害一括
研究課題コード
0709BC383
開始/終了年度
2007~2009年
キーワード(日本語)
対流圏オゾン,光化学オキシダント
キーワード(英語)
TROPOSPHERIC OZONE, PHOTOCHEMICAL OXIDANT

研究概要

新潟県の大気常時監視データによる光化学オキシダント濃度は、全国的な傾向と同様に環境基準未達成であり、かつ近年上昇傾向にある。特に、中越地域では、環境基準未達成率が高く、注意報レベルの濃度が観測されている。光化学オキシダントの主成分であるオゾンは、人への健康影響ばかりでなく、植生への影響もあることが知られている。これらに対する対策を講ずる上で、オゾンの高濃度現象の原因解明と将来予測が重要な課題となっている。本研究は、新潟県における光化学オゾン現象を解明することにより、オゾン被害対策の基礎資料とすることを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

(1)測定空白地域に、オゾン自動測定器やパッシブサンプラー(県保環研が実施予定)等を設置し、新潟県におけるオゾン高濃度地域を把握する。
(2)シミュレーションモデルを使って、濃度分布の詳細把握、高濃度現象の原因解明、発生源別寄与の推計、及び、将来予測を行う。
(3)水稲を中心とする農作物の成長・収量に及ぼす影響を推定し、さらにオゾンの将来予測結果をもとに、農作物被害の将来動向を予測する。

今年度の研究概要

(1)オゾン自動測定器によるオゾン連続測定を継続し、更に、空白地域の県北部にオゾン自動測定器を設置する。これらのデータと県内及び周辺県の常時監視データ、EANET測定データ等を解析し、オゾン濃度分布と高濃度地域を把握する。また、オゾンの原因物質であるNMVOC成分を測定する。(2)本研究の観測データ等をもとに、シミュレーションモデルを総合的に検証する。また、シミュレーションモデルを使って、オゾン高濃度の発生原因や濃度分布を把握する。(3)既存の水稲成長モデルを用いて新潟県における水稲の作況変動を解析する。さらに、モデル推定収量と実収量とオゾン濃度の時空間分布との関連を解析することによって、オゾン濃度の影響を推定する。

備考

共同研究機関:新潟県保健環境科学研究所、独立行政法人農業環境技術研究所

課題代表者

大原 利眞

  • 企画部
  • フェロー
  • 工学博士
  • 工学,地学,システム工学
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