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食品中の残留農薬曝露が若齢期のアレルギー疾患に及ぼす影響に関する研究(平成 20年度)
Effects of exposure to pesticide residue on atopic dermatitis-like skin lesions in mice.

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0809CD005
開始/終了年度
2008~2009年
キーワード(日本語)
残留農薬,アレルギー
キーワード(英語)
pesticide residue, allergy

研究概要

食品中の残留農薬の若齢期曝露が、アレルギー疾患、特にアトピー性皮膚炎とアレルギー性気管支喘息に与える影響を各々の病態動物モデルを用いて評価する。特に、低用量の曝露濃度を設定し、実際の環境中における曝露も考慮する。また、増悪影響が認められた物質については、その作用機序を解明する。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

本研究は、食品中の残留農薬が、アレルギー疾患に与える影響について検討するため、 (1) アトピー素因を有し、ヒトのアトピー性皮膚炎様の病態を形成する動物モデルを用いて、対象物質の低用量曝露がアトピー性皮膚炎に与える影響を検討する。また、異なるアレルギー疾患への影響を検討するため、 (2) 卵白アルブミンで抗原感作したアレルギー性気管支喘息モデルを作製し、対象物質の影響を検討する。いずれも、実際の曝露経路を想定し、経口投与とする。(3)性差による影響の相違も併せて検討する。また、増悪影響が認められた化学物質について、(4) DNAマイクロアレイを用いた遺伝子発現解析を行うことにより、その作用機序について分子レベルにおける体系的な解明を試みる。加えて、(5) 顕著な発現変動を示す遺伝子を検索することにより、健康影響指標(バイオマーカー)の選抜を行う。

今年度の研究概要

若齢期における農薬の経口曝露がアトピー性皮膚炎に及ぼす影響に関する研究
NC/Ngaマウス(5週齢)の右耳介腹側に、ダニアレルゲン反復的に皮内投与し、アトピー性皮膚炎様の病態を形成させる。農薬類は、感作6日前より週1回、計4回経口投与する。また、影響が認められた化学物質については、耳介部組織における炎症性タンパクの測定、血清中抗体量の測定、病理組織学的評価、Affymetrix社製のGeneChip 430 2.0を用いた遺伝子発現解析を行い、病態増悪の作用機序の解明、及びバイオーマーカーの検索を行う。さらに、DNAマイクロアレイで顕著な発現変動を示した遺伝子に対して定量的PCRを用いて確認する。まず、各群6匹を用いて病態への影響を検討し、増悪影響が認められた場合、病理組織学的(各群5匹)、及び分子生物学的検討(各群5匹)を行う。

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動

課題代表者

柳澤 利枝

  • 環境リスク・健康研究センター
    病態分子解析研究室
  • 主任研究員
  • 博士(医学)
  • 医学,生化学
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