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樹状細胞による環境化学物質のアレルギー増悪メカニズムの解明(平成 20年度)
Study on the mechanisms of aggravation of allergy by dendritic cells exposed to environmental chemicals

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0809CD003
開始/終了年度
2008~2009年
キーワード(日本語)
環境化学物質,アレルギー,抗原提示細胞,樹状細胞
キーワード(英語)
environmental chemicals, allergy, antigen-presenting cells, dendritic cells

研究概要

ある種の環境化学物質(大気汚染物質や可塑剤、添加物等)は、アレルギー疾患の発症・増悪を誘導する可能性が示唆されているが、その詳細なメカニズムは明らかでない。そこで本研究では、免疫応答に中心的な役割を果たしている樹状細胞(DC)の分化・成熟・活性化の変動から、環境化学物質によるアレルギー増悪メカニズムの解明をめざす。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

本研究では、実験的にアレルギー疾患を増悪させる環境化学物質を対象とし、免疫応答に中心的な働きをしているDCの分化・成熟・活性化およびその過程における遊走能やT細胞との相互作用にそれらの環境化学物質が与える影響を検討する。さらに対象とする環境化学物質が、DCの分化誘導から炎症部位および局所リンパ節への遊走、異物抗原の捕食、プロセシング、T細胞への抗原提示、Th1/Th2バランスの変化に至るどのステップをどのように修飾するかを詳細に検討し、各物質の作用点の相違も明らかにする。平成20年度は、未熟DCの活性化に及ぼす影響について、平成21年度は、DCの分化誘導に及ぼす影響について検討する。

今年度の研究概要

未熟DCは、マウス骨髄細胞をGM-CSFで刺激することにより誘導し、対象とする環境化学物質は、ディーゼル排気微粒子の有機抽出物やその含有化学物質(ベンツピレン、キノン)、フタル酸エステル(フタル酸ジエチルヘキシル、フタル酸ジイソノニル)とする。未熟DCは、環境化学物質に24時間曝露した後、DCの分化・成熟に関連する分子や炎症部位およびリンパ節への遊走に必要なケモカインレセプターの発現をフローサイトメトリーにより、ケモカインの産生をELISAにより測定する。さらに、DCの成熟・活性化が観察された物質については、DCの抗原特異的T細胞増殖刺激能および、DCとT細胞の培養上清中のTh1/Th2サイトカインの産生量をELISAにより定量する。

関連する研究課題
  • 0 : 領域プロジェクト

課題代表者

小池 英子

  • 環境リスク・健康研究センター
    病態分子解析研究室
  • 室長
  • 博士(医学)
  • 医学,生物学
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