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都市の熱負荷から生じるヒートアイランド現象等への湾等水域の総合管理を軸とした対策システム検討(平成 18年度)
Discussion for a feasibility study on cooling operation of surface of the Tokyo Bay by introducing deeper layer ocean-water for mitigating thermal sensation in Tokyo

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0606AE409
開始/終了年度
2006~2006年
キーワード(日本語)
東京湾,海風,温排水,ヒートアイランド,ミティゲーション
キーワード(英語)
TOKYO BAY, SEA BREEZE, HEAT DISCHARGE, HEAT ISLAND, MITIGATION

研究概要

既往の都市暑熱対策とは異なった即時性のある方策として、海洋深層水の導水による東京湾の水面温度低減による都市暑熱問題の緩和技術検討を目的とする。この海洋深層水の導水による東京湾の水面温度低減方策の可能性をさらに具現化することを目的として、東京湾の流入熱源に係る条件を整理し、その流入システムの検討・構築を行うとともに、既往導水施設調査を含めた取水・導水・放水に関するシステムの検討を行い、これらを反映した湾内水面温度推計モデルを構築し、海洋深層水の導水による効果を定量的に把握し東京湾を核とした都市暑熱対策の新たな方法論を構築する。また、上記湾内水面温度モデルを構築するに際し、都市域における水系(河川、下水道等)を媒介とした人工排熱に関わる熱移動や、熱交換システムの諸相、雨水等を媒介とした昼間に蓄熱した都市構造物からの熱移動を可能な限り定量的に把握し、ヒートアイランド現象・温暖化における都市域の人工排熱の寄与度を明らかにする。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

夏季の暑熱現象への対策として緑化促進等の既往対策に比してさらなる効果が期待できる方策として、東京湾からの海風を有効に利用することが挙げられる。この海風は風の道による市街地の換気機能の確保などに期待がよせられ、都市再生地区においても検討が進みつつあるが、今日、東京湾の海水面は人工排熱の影響を受け、自然の状態に比して数℃高い状態にあるため、都心への冷却効果を発揮させるには、東京湾の海水面温度を自然の状態に近づける必要がある。その方策として東京湾への排熱プロセスの解明と海洋深層水の導水による湾水面温度の調節・都市暑熱緩和対策技術の検討を行う。

今年度の研究概要

東京湾を核とした熱収支モデルの構築を行うとともに、海洋深層水導水事業の実用化の検討を行う。まず、東京湾への流入熱源に係る既往データ等を基に、人工熱源の河川、下水道等を媒体とした東京湾への流入システムの検討・構築を行う。また、ヒートアイランド対策として海洋深層水導水事業の実用化の検討を行い、既存導水施設への現地視察・ヒアリング等を基に、取水・導水システムの施設諸元、技術的な課題抽出を行う。また、放水・攪拌システムについては関連研究機関、大学、プラント関係への情報収集を行う。さらに、東京湾におけるヒートアイランド対策の効果を定量的に把握する前段階として、東京湾の水面温度モデル検討と熱流入システム、導水手法との連携検討を行う。

備考

共同研究者:鈴木一令(八千代エンジニアリング株式会社),鈴木高二朗(独立行政法人港湾空港技術研究所),清野聡子(東京大学),平成15年度(2003年度)文科−科研費として関連課題を実施。

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動(社会環境システム研究領域)

課題代表者

一ノ瀬 俊明

  • 社会環境システム研究センター
    地域環境影響評価研究室
  • 主任研究員
  • 博士 (工学) (東京大学)(都市工学専攻論文博士)
  • 土木工学,地理学
portrait

担当者

  • 片岡 久美
  • 松本 太