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21世紀の炭素管理に向けたアジア陸域生態系の統合的炭素収支研究 〜草原・農耕地生態系における炭素収支の定量的評価に関する研究:青海草原炭素収支に関する研究(平成 16年度)
A study on carbon budget of the Qinghai-Tibetan grassland

予算区分
BA 環境-地球推進 S-1
研究課題コード
0406BA141
開始/終了年度
2004~2006年
キーワード(日本語)
草原,炭素動態,温暖化,気候変動,チベット高原
キーワード(英語)
GRASSLAND,CARBON DYNAMIC,GLOBAL WARMING,CLIMATE CHANGE,QINGHAI-TIBET PLATEAU

研究概要

温帯高山草原生態系における炭素動態の解明は陸域全体の炭素収支の評価においても重要なカギであり、特に青海・チベット高山草原は、東アジア地域の気候変動に大きな影響を及ぼしている。このことから、温帯高山草原における炭素動態と温暖化影響の解明は是非とも必要である。本研究は、代表的な温帯高山草原生態系、とりわけ、青海・チベット高山草原生態系において、炭素蓄積と生物気象環境の時間的空間的変動特性を明らかにし、炭素動態および炭素動態に及ぼす温暖化の影響を解明することを目的とする。

全体計画

第?期において、青海草原の生物気象観測、CO2,H2Oとエネルギーフラックスの長期観測を継続し、高山草原生態系における炭素収支の長期動態の全体像を明らかにする。また、草原炭素動態とそれに及ぼす温暖化の影響に関するパラメータ化を図り、陸域生態系モデル計算に組み込む。さらに、放牧歴と種組成の異なる草原生態系について、炭素動態の特徴、炭素収支量を明らかにし、チベット草原での炭素動態モデルを完成させる。

今年度の研究概要

青海高山草原において、まず、生態系呼吸と生態系光合成の測定を行う。つぎに、個葉レベルと生態系レベルの炭素フラックス測定及び環境測定結果からパラメータ化を図る;さらにリモートセンシングデータと生態系フラックスデータを利用し A広域の炭素収支推定を行う。

備考

外国共同研究機関:中国科学院・北生物研究所,中国北京大学

課題代表者

唐 艶鴻

担当者

  • 廣田 充