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温室効果気体観測用衛星搭載型差分吸光ライダーに関する研究(平成 16年度)
A study on space-borne differential absorption lidar for greenhouse gas monitoring

予算区分
CC 文科-海地
研究課題コード
0204CC389
開始/終了年度
2002~2004年
キーワード(日本語)
ILAS,ILAS-II,SOFIS,DIAL,差分吸光法ライダー
キーワード(英語)
ILAS,ILAS-II,SOFIS,DIAL,DIFFERENTIAL ABSORPTION LIDAR

研究概要

環境省は、ADEOSシリーズに搭載する太陽掩蔽方式センサILAS, ILAS-IIによって、オゾンおよびその破壊に関連した微量気体成分の、高精度・高鉛直分解能でのモニタリングを実施してきている。しかし、1997年の地球温暖化防止京都会議以来、世界的な温室効果気体削減の流れの中で、対流圏も含めた全球的なGHGの衛星からのモニタリングが嘱望されてきている。本研究では、温室効果気体観測用衛星搭載型差分吸光ライダー(DIAL)の技術的実現可能性の評価と、その概念検討を行うことを目的とする。本技術が実現されれば、CO2やCH4などのGHGの全球高度分布を、対流圏も含めて高分解能・高精度で取得することが可能となる。世界的に見てもこのようなGHG観測用衛星搭載型DIALはまだ提案されていないが、温暖化防止が国際的な課題である今、社会的に見てもこれを実現させることの意義は多大である。ひいては、地球温暖化の防止と人類の持続可能な発展のために、多大な貢献ができるものと期待される。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

今後の地球温暖化を予測する上で、対流圏も含めたGHGのグローバルなモニタリングが今後の重要な課題である。これまでにも衛星からの対流圏GHGのモニタリングが試行・検討されてはきたが、いまだ十分な精度・分解能での観測は実現されていない。そこで、本研究ではGHG観測用衛星搭載型差分吸光ライダー(DIAL)の実現可能性の評価と概念検討を行ない、将来の衛星へのセンサ搭載の可能性を示すことを目標とする。

今年度の研究概要

最終年度にあたる平成16年度は、以下のような手順で概念検討を進めていく。
(1)昨年度までの検討で得られた観測使用予定波長を用いて、適切なエアロゾル分布も含めた放射伝達計算を行い、差分吸光法で得ることができるS/N比に関する見積もりを行う。
(2)DIAL観測によって得られる予定のデータをもとに、その解析手法を開発し、シミュレーション計算を実施し、DIAL観測の有効性を実証する。

課題代表者

中島 英彰

  • 地球環境研究センター
    気候モデリング・解析研究室
  • 主席研究員
  • 博士(理学) (1993.3 東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻)
  • 地学,理学 ,物理学
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担当者