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環境汚染物質に対する感受性決定遺伝子の探索を介した新しい健康リスク評価法の開発(平成 15年度)
Development of new methodologies for health risk evaluation through exploring regulatory genes determining sensitivities against environmental pollutants.

予算区分
BD 環境-環境技術
研究課題コード
0305BD572
開始/終了年度
2003~2005年
キーワード(日本語)
ダイオキシン類,感受性,健康リスク,遺伝子探索
キーワード(英語)
DIOXINS,SENSITIVITY,HEALTH RISK,GENE DISCOVERY

研究概要

ダイオキシンを代表とする環境汚染物質のヒトに対する健康リスク管理を行う際、これまでの動物実験による最低影響用量データを使用する方法では、個人間・動物種間により感受性が大きく異なるため、正確な外挿が不可能であることが近年明確になりつつある。本研究では、この古くから憂慮されていた問題を解決すべく、ダイオキシン毒性に関わる原因遺伝子や感受性決定因子を同定し、毒性の差異が生じる機構を明らかにすることにより、化学物質に対して生体が反応する多様性に関わる分子基盤の一端を明らかにすることで、多様な曝露状況(曝露経路、曝露対象の年齢や性別、遺伝的背景など)におけるリスク予測を行うための新たな方法論を提示する。

全体計画

以下の4サブテーマ(ST)で構成される。ST1)AhR応答性原因遺伝子の同定:TCDD曝露直後に発現変動する遺伝子(AhR応答性遺伝子)を生殖器系器官、肝臓、脳、免疫系組織など臓器別にジーンチップを用いてプロファイル化する。ST2)AhRシステムに対する感受性修飾遺伝子の同定:ダイオキシン感受性を決定する遺伝子の単離を目的にマイクロサテライトマーカーを用いたQTL解析により、その染色体マッピングを行う。ST3)感受性修飾遺伝子スクリーニングのための新しい技術開発:新たな着想にもとづき、これまでに報告のない遺伝子スクリーニング手法を開発し、ダイオキシン毒性に関する原因遺伝子、及び感受性修飾遺伝子の分離同定を試みる。ST4)プロモーターチップシステムの開発:独自の転写産物検出素子を作成する事により、プロモーター機能の多検体同時解析システムの確立を目指す。

今年度の研究概要

ST1:10種のエンドポイントに関してジーンチップ解析を行う。ST2:マウス口蓋列発生をエンドポイントに大まかなローカスの決定を行う。ST3:検出用レポーター遺伝子を組み込んだ感受性細胞株の樹立を行う。ST4:転写検出用基板の作成とその試験を行う。

課題代表者

大迫 誠一郎

担当者

  • 石村 隆太
  • 野原 恵子環境リスク・健康研究センター
  • 遠山 千春