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野生生物の生息適地からみた生物多様性の評価手法に関する研究(平成 15年度)
Studies on the habitat assessment models and evaluation procedure for biodiversity conservation

予算区分
BA 環境-地球推進
研究課題コード
0305BA558
開始/終了年度
2003~2005年
キーワード(日本語)
生息適地評価関数,生物群集,空間スケール,生息地評価手続き
キーワード(英語)
SPECIES OCCURRENCE,BIOLOGICAL COMMUNITY,SPATIAL SCALE,HABITAT EVALUATION PROCEDURE

研究概要

生物多様性の喪失の主要な原因は、自然環境の破壊による生息地の破壊であるが、環境改変に伴う生息場所の質の変化や生態系の多様性の変化を定量的に評価する手法は、まだ、確立されていない。周辺環境の情報から野生生物種の生息確率関数を求め、環境改変による生息確率の変化をもとに、その影響を定量的に評価する手法を開発する。環境改変の生物多様性への影響を定量的に評価することで、生息確率の改善に役立つ保全施策の提案が可能となり、野生生物保全のために最善のシナリオを提言することが可能となるだろう。

全体計画

生態系を代表する分類群(ほ乳類・鳥類・両生類・昆虫類等)における野生生物種の生息適地を評価する手法を地理情報システムを用いて開発し、生態系の階層構造、生物種にとって適切な空間スケールを明らかにし、周辺域を含む生息地の価値を評価する手法を開発する。また、複数種の生息適地関数をもとに、地域の生物群集にとっての適地を評価する手法を確立する。さらに、生物多様性評価制度についての比較研究を行ない、生物多様性を評価し合意形成をはかるのに必要な手法・プロセスを提案する。

今年度の研究概要

エゾシカ、オオヨシキリ、カスミサンショウウオ、カワトンボの野外での分布を調査し、情報地理情報システムを用いて、これら種の分布を決める要因を解析し、生息適地評価関数を開発する。また、空間構造モデルを変えて生息適地評価関数を適用し分布予測の変化を解析し、代表種に適切な解析手法を解明する。さらに、欧米の生態系影響評価手法を調査し、その制度のもとになった社会的背景を含めて比較研究を行ない、米国や欧州の事例や環境影響評価制度についてまとめ、米国の生息地評価手続きの問題点を指摘する。

備考

共同研究機関:北海道環境科学研究センター, 大阪府立大学, 武蔵工業大学, 株式会社富士総合研究所

課題代表者

永田 尚志

担当者

  • 椿 宜高
  • 五箇 公一生物・生態系環境研究センター
  • 辻 宣行