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埋立場での非制御燃焼による残留性化学物質の生成・挙動・曝露解析(平成 15年度)
Analysis of emission, fate and exposure of POPs from uncontrolled combustion in landfill sites

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0304AE545
開始/終了年度
2003~2004年
キーワード(日本語)
排出係数,ダイオキシン類,PBDEs,HBCD,燻焼
キーワード(英語)
EMISSION FACTOR,PCDD/DFS,PBDES,HBCD,SMOLDERING

研究概要

ダイオキシン類などの残留性有機汚染物質の発生源として、廃棄物埋立場の自然発火現象などの非制御下の燃焼過程からの排出が注目されており、インドの埋立場周辺で採取した母乳中のダイオキシン類濃度が同国の対照地域のそれに比べて明らかに高いことなどが報告されている。本研究では、埋立場での非制御燃焼過程におけるダイオキシン類の排出係数を実験的に推定するとともに、得られた排出係数を用いたモデル解析により、埋立場周辺での土壌汚染やヒトへ曝露についての知見を得て、影響回避に資する情報を提供することを目的とする。

全体計画

埋立場における非制御燃焼過程を模擬したラボスケールの燃焼実験を行い、廃棄物の単位燃焼量あたりのダイオキシン類等の生成量を排ガス・残渣別に測定する。燃焼条件を変化させた実験を数Run行うことにより、生成量への影響要因について検討する。また、非制御燃焼で生成したダイオキシン類の運命予測を行い、局地的な影響(埋立地土壌中濃度への影響)と広域的な影響(大気排出インベントリへの寄与)について定量的な評価を与える。さらに、埋立地土壌を起点として牛ミルク・豚肉等を経てヒト摂取・母乳中濃度へと至る一連の過程をモデル化し、既往研究の実測結果との比較も交えて、主要な曝露経路の特定を行う。

今年度の研究概要

埋立地での非制御燃焼を模擬するための実験装置を作成し、燃焼条件設定のための予備試験、排ガス・残渣等採取のための本試験(2Run)を行う。実験装置は、これまでの燃焼実験で用いてきた熱処理プラント実験装置の回転キルン炉部分を置き換え、十分な分解のため二次燃焼炉に接続可能なものとする。本試験で用いる試料(燃焼対象物)は、(1)標準的なごみ組成を持つRDF、(2)臭素系難燃剤3種(DBDE, TBBP-A, HBCD)を重量比各1% 計3%添加したRDF、の2条件とする。 土壌を起点とした曝露解析においては、特に臭素系化合物の飼料-牛ミルク間の生物移行係数や人体内での半減期などの研究レビューを行い、必要となるモデルパラメータを整備する。

課題代表者

平井 康宏

担当者

  • 貴田 晶子
  • 酒井 伸一