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電磁界の生体影響評価に関する研究(平成 15年度)
Studies of the biological effects of magnetic fields.

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0304AE498
開始/終了年度
2003~2004年
キーワード(日本語)
電磁界,乳がん細胞,遺伝子発現
キーワード(英語)
ELECTROMAGNETIC FIELDS,BREAST CANCER CELLS,GENE EXPRESSION

研究概要

高圧送電線などに由来する生活環境中の電磁界の発癌性については、約20年にわたり議論されてきている。疫学研究では、小児白血病や乳癌について否定できないリスクが示唆されている。一方、動物実験では、発癌性が確認できないという報告が多いが、乳癌由来培養細胞の実験では、細胞増殖への磁界の影響が観察されている。そこで、本研究では電磁界感受性の乳癌培養細胞を用いて、電磁界の生体に対する影響の分子基盤を解明することを、研究目的とする。

全体計画

現在提唱されている、電磁界の生体影響のメカニズムは、いわゆる'メラトニン仮説'である。電磁界は、松果体から分泌されるメラトニンがもつ細胞増殖抑制作用を打ち消すものと考えられている。実際、電磁界感受性ヒト乳癌細胞(MCF-7)の増殖は、メラトニンにより抑制されるが、そこに電磁界が暴露するとメラトニンの細胞増殖抑制作用が打ち消される。つまり、このことは、電磁界によりメラトニンの情報伝達機構が何らかの形で阻害されていることを示している。この事実を手がかりに、電磁界の生体影響をタンパク質レベル及び遺伝子発現レベルで解析する。

今年度の研究概要

電磁界曝露により遺伝子発現が変動するかどうかをDNAマイクロアレイ法により網羅的に解析する。

課題代表者

石堂 正美

  • 環境リスク・健康研究センター
    統合化健康リスク研究室
  • 主任研究員
  • 理学博士
  • 理学
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