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数理モデルと生物試験を併用したダイオキシンのヒト健康リスク評価(平成 15年度)
Risk analysis of dioxin using mathematical and biological model

予算区分
AF 奨励
研究課題コード
0303AF491
開始/終了年度
2003~2003年
キーワード(日本語)
ダイオキシン,数理モデル,リスク評価
キーワード(英語)
DIOXIN,MATHEMATICAL MODEL,RISK ASSESSMENT

研究概要

環境中の化学物質による複合的な健康影響のリスクを定量化することは,リスク管理のため必須である。ダイオキシンの動物試験データは数多く蓄積されているが,現状ではこれらデータは必ずしもリスク評価に有効活用されていない。そこで本研究では,ダイオキシンの動物試験データをいかにヒトのリスク評価に役立てるかの方法論を提示する。リスク評価の結果を数値データとして提示できれば,環境対策の費用対効果の分析など,その後の利用価値が高い。

全体計画

本研究では,ヒト及びラットを対象にしたダイオキシンのPBPKモデルを構築し,モデルを用いてラットとヒトでの毒性に至る組織中濃度を推定する。これと文献データから,現在のヒトの健康リスク評価を行う。特に本研究ではヒト-ラット間の毒性感受性の数値化に重点を置いた動物実験を行い,動物実験からヒトの毒性換算値を外挿する為のパラメータを取得する。一方で過去の疫学データから,大量曝露の影響及び毒性発現に至るヒトの体内濃度を推定し,動物の場合とヒトの場合の毒性影響の程度の差を数値化する。

今年度の研究概要

本研究では数理モデルと生物試験を併用し,複数のダイオキシン曝露によるヒトへの健康リスクの,定量的評価法を提示する。数理モデルとして生理学的薬物動態モデル(PBPKモデル)を用い,体内動態のシミュレーションを行う。一方で,動物・培養細胞実験により,局所における毒性の感受性の動物種差を数値化する。これらのデータと既存の動物毒性試験データをリスク評価に組み込み,現在のダイオキシン曝露状況に対するヒトの健康リスクを定量的に評価する。

課題代表者

丸山 若重