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昆虫の生活史・繁殖行動における集団内変異性とその維持機構(平成 15年度)
Studies of individual life history variation in insects

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0004AE192
開始/終了年度
2000~2004年
キーワード(日本語)
昆虫,生活史,集団内変異,繁殖行動
キーワード(英語)
INSECT,LIFE HISTORY,INDIVIDUAL VARIATION,REPRODUCTIVE BEHAVIOUR

研究概要

昆虫のオスに見られる繁殖行動の集団内多型現象に着目し、生活史の観点から繁殖行動に関する集団内多型の維持機構を解明しようとする。多くの昆虫に集団内変異として縄張り型、スニーカー型の繁殖行動を示すことがわかっている。2型の共存はESS理論から次の2つの場合が考えられる。ひとつは個体のサイズや闘争能力に依存して行動が決まる場合である。しかし、色彩多型のような遺伝的に支配されている形態形質に依存する行動多型はこの説明に当てはまりにくい。この場合に考えやすいのは頻度依存淘汰による遺伝子型の平衡多型である。しかし、縄ばり型とスニーカー型が共存する集団には、頻度依存淘汰ばかりでなく、密度依存淘汰も表現型依存淘汰も働き、その効果の程度は型によって異なると考えられる。これらの両側面を考慮した上で多型平衡の成立条件を解明し、これを説明するモデルを構築する。

全体計画

12年度 多型ごとの繁殖成功度を測定する。13年度 集団内多型の遺伝的背景を明らかにする。14年度 エネルギー収支の生活史パターンを明らかにする。15年度 ESSモデルを作成し、平衡多型を説明する。16年度 多型比率の集団間変異を観測し、モデルの検証を行う。

今年度の研究概要

野外実験で翅の色彩と動きが繁殖成功度に及ぼす影響を評価する。

課題代表者

椿 宜高