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低線量放射線の内分泌攪乱作用が配偶子形成過程に及ぼす影響に関する研究(平成 14年度)
Radiative transfer analysis for satellite remoto sensing date of atmospheres

予算区分
CA 文科-原子力
研究課題コード
0206CA364
開始/終了年度
2002~2006年
キーワード(日本語)
放射線,精巣,精子形成,内分泌作用,突然変異
キーワード(英語)
RADIATION,TESTIS,SPERMATOGENESIS,ENDOCRINE DISRUPTING ACTIVITY,MUTATION

研究概要

本研究では放射線の影響が最も出やすい器官である雄精巣を対象組織として、内分泌機能解析および変異解析に適していると思われる、数種のモデル実験動物を用いることにより、1)低線量放射線による内分泌攪乱作用の検出およびメカニズム解析(内分泌攪乱作用解析)、および2)低線量放射線による内分泌機能の変動が突然変異発生に及ぼす影響の解析(突然変異解析)を実施する。さらにこれらの実験から、低線量放射線影響のリスク評価の基礎となる知見を得ることを目的として本研究を遂行する。

全体計画

P450aromKOマウスやgpt-deltaマウスなどのモデル動物にX線や60Coガンマ線(0.1~3 Gy)を照射し、いかなる影響が観察されるか各々解析する。また、モデル動物としてAR-STgマウス(アンドロゲン受容体(AR)安定型発現遺伝子導入マウス)を作製する。(平成14~15年度)
AR-STgマウスについてP450aromKOマウスと同様に、精子発生のインデックス(DSP, SR)を測定する。また、gpt-deltaマウスのX線・60Coガンマ線(0.1~1 Gy)照射系に、さらに酸化ストレス発生を助長する典型的な内分泌攪乱物質(ダイオキシン類(TCDD, co-PCB)、カドミウム等)を投与し、同様に突然変異の発生率と変異スペクトルを解析する。(平成16年度)
低線量曝露実験(0.1 Gy以下):「平成14~16年度」に解析し検出された陽性所見について、低線量放射線(0.1 Gy以下)においても検討し、低線量放射線による内分泌攪乱作用(雄の生殖機能)のメカニズムについて考察し、総合的に評価する。(平成17~18年度)

今年度の研究概要

以下のモデル動物にX線や60Coガンマ線(0.1~3 Gy)を照射し影響を観察する。
1) P450aromKOマウス(アロマターゼ(テストステロン(T)をエストロゲン(E2)に変換する酵素)遺伝子欠損マウス); 精巣を摘出し、精巣内T値、ステロイド合成酵素遺伝子群の発現変動をReal-time-RT-PCR法で測定して、放射線による変動を解析する。2) gpt-deltaマウス(欠失変異の検出に適した変異原性検出用トランスジェニックマウス); 精巣よりゲノムDNAベクターを回収したのち、トランスジーンを回収し、突然変異の発生率と変異スペクトルを解析する。

備考

共同研究者:能美健彦(国立医薬品食品衛生研究所)

課題代表者

青木 康展

  • 環境リスク・健康研究センター
  • フェロー
  • 薬学博士
  • 薬学,生化学,生物学
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担当者

  • 大迫 誠一郎