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熱帯域におけるエコシステムマネージメントに関する研究(平成 14年度)
Ecosystem managemnt in tropics

予算区分
BA 環境-地球推進 E-4
研究課題コード
0204BA372
開始/終了年度
2002~2004年
キーワード(日本語)
エコロジカルサービス,GIS,熱帯林,マレーシア,ラッピドアセスメント,リスク管理
キーワード(英語)
ECOLOGICAL SERVICE,GIS,TROPICAL FOREST,MALAYSIA,RAPID ASSESSMENT,RISK ASSESSMENT

研究概要

熱帯林地域の森林伐採や土地利用転換の結果発生している生態系変化の現況把握、及び森林を含む地域全体の生態系管理へむけた手法開発を目標として、東南アジア熱帯雨林にて以下の目的で研究を行う。1)熱帯域における森林を含む生態系の様々なサービス機能を明確化する。2)森林認証制度を科学的知見をもとに側面から支援し、適切な森林管理の促進や違法伐採の防止に資するための研究を行う。3)地域社会や住民にとっての森林そのものや開発の意義を明らかにし森林を含めた生態系の持続的管理の他面のインセンティブ導入を図る。4)生物多様性条約におけるエコシステムアプローチの概念に基づき生物多様性の保全と生態系リスク管理に資する。

全体計画

エコシステムマネージメントのモデルサイトとして、マレーシアの低地熱帯林生態系に調査区を設置し、それを礎に東南アジアの熱帯地域の環境保全や資源の持続的管理の促進の進展へ向けた波及効果をねらう。まず、熱帯林森林生態系の様々なエコロジカルサービス機能(公益機能)の価値を明らかにし、それらが森林伐採や農地開発などによってどのように影響を受けるか、また開発の事前段階でどのようなコストやリスクが見込まれるのかを予見できるプログラムの開発などを行う。次に、多様性保全を重視した森林管理や地域社会の持続的発展を考慮に入れた認証制度の普及を支援するための多様性評価手法(ラピッドアセスメント)の開発を行う。あわせて、地域社会における生態系管理へのインセンティブ導入のための研究を行う。

今年度の研究概要

マレーシアの熱帯雨林などで従来蓄積された生態学的調査資料をもとに天然林のもつ森林のもつサービス機能についての検討を行う。特に物質循環機能、土壌保全機能、多様性保全機能に着目し、森林管理や土地利用形態が異なることによるサービス機能の変動および管理のコストが推定できる試験地設定、調査方法の確立をはかる。森林の外部構造をもとに森林内の生物相の動態が把握するための事前調査をおこなう。さらに、林分・林冠構造が異なる地域(管理手法・伐採履歴が異なる地域)で林内の微環境や構造およびこれらに深く関わりをもつ動植物の生態の調査を行う。

課題代表者

奥田 敏統

担当者

  • 吉田 圭一郎
  • 沼田 真也