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Spectral Mixture 解析を用いた釧路湿原の懸濁物質拡散と植生の空間変動 (平成 13年度)
Study on spreading of suspended sediment and spatial dynamics of vegetation in wetlands using Spectral Mixture analysis: A case study in Kushiro-Mire,Japan.

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0103CD212
開始/終了年度
2001~2003年
キーワード(日本語)
湿原管理, スペクトルミクスチャー解析, 濁度指数, 釧路湿原, リモートセンシング, 湿原植生, 地理情報システム(GIS)
キーワード(英語)
WETLAND MANAGEMENT, SPECTRAL MIXTURE ANALYSIS, WATER TURBIDITY INDEX, KUSHIRO MIRE, REMOTE SENSING, WETLAND VEGETATION, GEOGRAPHICAL INFORMATION SYSTEM (GIS)

研究概要

湿原保全を考える際には湿原のみに焦点を当てた研究では実質的に成果を上げることは不可能である。この解決のためには流域全体で起こっている現象に関し,水文特性・懸濁物質の輸送形態の定量化という面からマクロに捉えなおす必要がある。
そこで本研究の目的は対象を釧路川流域と釧路湿原とした次の3点とする。1. 流域の水収支モデルと汚濁負荷推定モデルを作成し、湿原に負荷される懸濁物質の総量と年間変動を算出する。2. 踏査調査が困難である濁水の氾濫状況及び植生群落の変動についてはリモートセンシング技術を用い、調査・実測グラントトゥルースデータ(河川水文データ・地下水位変動・植物現存量・土壌堆積履歴)と同期的に解析を行い、土砂拡散域と植生分布域の両方についてその空間パターンの変動を解析する。3. 以上の研究成果と地理情報とをGISの中で統合化し、湿原の変動について,時空間な解析とそのためのモニタリング手法を開発する。

全体計画

1)本研究に関する既存文献のレビューおよびモデル化の方向性の決定
2)現地グランドトゥスースデータの取得準備とGISの中でのデータベース整備
3)GISデータ・衛星画像(Landsat,MODIS等)取得と水文関連データの取得・整理
4)流域構造(地理的空間構造と土地利用形態)が流域内の水収支と懸濁物質輸送にもたらす影響に関する水収支・物質輸送モデルの検討と開発。
5)衛星画像解析による湿原内部の氾濫濁水について遠隔的に定量的測定を可能とするアルゴリズムと氾濫濁水濃度指数WTI(Water Turbidity Index)の開発と濁水濃度推定の予備的解析。
6)モデルによる推定値と現地観測データとの検証その結果を元にしたモデルのキャリブレーション
7)研究中間成果のまとめ

今年度の研究概要

第1段階(平成13年度前半):流域の構造(地理的空間構造と土地利用形態)が流域内の水収支と懸濁物質輸送にもたらす機能について水収支・物質輸送モデルを作成する。
第2段階(平成13.後半、14年度):リモートセンシングを用い、これまでに明らかにされていない湿原内部の氾濫濁水について遠隔的に定量的測定を可能とするアルゴリズムと氾濫濁水濃度指数WTI(Water Turbidity Index)を開発し濁水濃度推定を行う。

課題代表者

亀山 哲

  • 生物・生態系環境研究センター
    生態系機能評価研究室
  • 主任研究員
  • 農学博士
  • 生物学,情報学,農学
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