呉 慶(学術博士)


国立環境研究所環境健康部;筑波大学応用生物学系

茨城県つくば市天王台1-1-1

 


研究概要

今まで哺乳類の初期胚を移植するなど発生工学の方法で、高脂肪食の肥満作用を研究してきましたが、現在これらの方法を用いて、外因性内分泌かく乱物質が生殖機能に及ぼす影響を研究しています。内分泌かく乱物質であるダイオキシンの生殖機能に及ぼす影響に関して、以下の三つの課題を研究する予定です。

1. 受精卵から胚盤胞に至るまでの各段階にそれぞれダイオキシン暴露して、ダイオキシンが初期胚に対する直接影響を調べます。
2. ダイオキシン類初期胚を仮親に移植して、産仔の性比、出産仔の異常、および二代目、三代目仔の生殖能力を検討します。
3. ダイオキシンの生殖機能に及ぼす影響がどのようなメカニズムで引き起こされるのかをノックアウトマウスで解析します。






主な論文


Wu Q, Mizushima Y, Komiya M, Matsuo T, Suzuki M: Body fat accumulation in the male offspring of rats fed high-fat diet. J Clin Biochem Nutr, 1998; 25: 71-79

Wu Q, Mizushima Y, Komiya M, Matsuo T, Suzuki M: The effects of high-fat diet feeding over generations on body fat accumulation associated with lipoprotein lipase and leptin in rat adipose tissues. Asia Pacific J Clin Nutr, 1999; 8: 46-52

呉 慶, 水島康弘, 松尾達博, 鈴木正成: 世代を超えた高脂肪食の食歴が褐色脂肪組織UCP1およびb3-アドレナリン受容体の遺伝子発現に及ぼす影響. 肥満研究, 1999; 5: 13-17



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