「科学技術週間に伴う一般公開」の開催報告

　４月19日（土）に国立環境研究所つくばメインキャンパスにて「科学技術週間に伴う一般公開」を開催しました。肌寒い曇天のうえ公開終了間際には時折雨が降るという生憎の天気ではありましたが，419名の方にご来所いただき，ありがとうございました。

　今年も研究者と来場者の皆様とのコミュニケーションを重視した企画を多数ご用意しました。環境講座では，従来の講演会の様な大きな会場で研究者が一方的に話をするのではなく，来場者とコミュニケーションを取りながらわかりやすく説明することを目指し，地球温暖化問題，暮らしとリサイクル，小笠原の環境など，トピックを数多く取り上げ，参加者から概ねご好評をいただきました。

　今回，研究所のリサイクル活動の一端をご紹介する試みとして，所内の落ち葉と厨芥を原料にしたたい肥から作った腐葉土と，そこに生み付けられ育ったカブトムシの幼虫を先着100名様にお配りしました。また，電気自動車の試乗や自転車をこいで発電をする体験イベントを通じて，楽しみながら環境問題について考えていただく機会をご提供できたことをスタッフ一同嬉しく思っております。

　今後も私たちの研究成果を多くの方々に理解していただけるよう，さらなる工夫をしていきたいと思っております。