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個別分野 環境と社会

研究概要(パンフレットから)

現在、解決が求められている環境問題は、我々人間の生活活動や生産活動の急激な拡大によってもたらされました。そして、環境問題解決のためには、これら人間の活動やその基盤になっている社会経済システムを変えていく必要があります。国立環境研究所では、人間活動と自然現象との接点、さらには社会経済システムと環境問題との関わりを多角的な視点から分析し、環境保全のための政策のあり方、その実現のための各種手法の開発などの研究を進めています。

ライフサイクルからみた環境問題

「環境にやさしい○○」というフレーズがよく使われますが、ある商品や行動が本当に環境によいかどうかは、特定の問題だけに目を奪われることなく、広い視点から見極めなければなりません。ある製品について資源の採掘から廃棄まで、いわゆる「ゆりかごから墓場まで」を見据えて環境への影響を評価するライフサイクルアセスメント(LCA)の研究は、こうした判断に対して、物質循環やエネルギー消費などの観点からの「ものさし」を提供するものです。当研究所では、手法開発はもとより、その活用方法などについて幅広い研究を行っています。

さまざまな主体(消費者、産業界、地方自治体など)の役割

微量有害化学物質、自然環境の破壊、地球温暖化など、身の回りから地球規模まで、私たちは多種多様な環境問題に対処していかなければなりません。しかも、多くの問題は、専門家だけの力で解決できるものではなく、私たち消費者も含めて、社会を構成するさまざまな主体がそれぞれの役割を果たして協力しなければならない問題です。

例えば、環境問題を重要と考えるかは、人々の価値観にも左右されます。この観点に立ち、専門家の科学的知見だけでなく、消費者や産業界の環境対策に対する価値判断や、人々の景観の捉え方を研究しています。また、環境政策の実施段階では、中央政府のみならず、地方自治体が重要な役割を果たします。当研究所では、いくつかの地方自治体と協力しながら、特徴のある環境政策のあり方を研究しています。


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