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重点特別研究プロジェクト(平成13年度〜平成17年度) PM2.5・DEP等の大気中粒子状物質(都市の大気汚染)

新たな測定法を開発する

DEPやPM2.5の大きさや化学組成など粒子個々の性質だけでなく、濃度の空間的ひろがりや時間的変動なども含め、粒子状物質を多角的な側面から測定するための新たな手法を開発します(写真:3)。
[エアロゾル測定研究チーム]

(写真:3)モバイル型PM2.5/DEP粒子モニタリングシステム写真
(写真:3)モバイル型PM2.5/DEP粒子モニタリングシステム
測定原理:光散乱方式。測定粒子径:0.3-5μm(4段分級)。データ送受信:携帯電話利用。特徴:多点リアルタイムデータが随時、どこでも入手可能。

住民への暴露と影響を知る

DEPをはじめとするPM2.5に人々がどれぐらい曝露され、吸入しているかを調べています(図:2)。そして、地理情報システム(GIS)を用い、ディーゼル車などからのPM2.5の発生量、大気動態の知見をもとにして、全国の地域別のPM2.5濃度を推計すると同時にその地域の人口分布から、PM2.5濃度レベル別の曝露人口を推定するための研究を進めています。また、それぞれの地域の人口動態データを解析して、曝露量と死亡率との統計的関連性に関する検討を進めるとともに、各種の疫学調査研究を行っています。
[疫学・曝露評価研究チーム]

(図:2)地理情報システム(GIS)による曝露アセスメント例
(図:2)地理情報システム(GIS)による曝露アセスメントの例
道路などの大気汚染の発生源データと拡散モデルによって濃度分布を推定し、さらに人口分布と重ね合わせることにより、汚染濃度階級ごとの曝露人口を算定します。

毒性を探る

PM2.5の主な成分であるDEPの毒性などについて、ディーゼルエンジン(写真:4)からの排気やその成分を動物曝露用チャンバーに導き、その中でラットやマウスなどの動物を長期間曝露し、その影響について研究しています。また、細胞や培養組織を使った実験、心臓や肺などの器官レベルの実験(写真:5)、さらに病態動物を使用した個体レベルの実験を総合的かつ系統的に行い、ディーゼル排気の呼吸器や循環器に及ぼす影響を明らかにしようとしています。
[毒性・影響評価研究チーム]

(写真:4)実験動物の華部II粒子を曝露(マウス)
(写真:4)ディーゼルの排気粒子やナノ粒子の影響を知るため実験動物の鼻部に粒子を曝露します。
(写真:5)粒子曝露(ラット:くしゃみ)
(写真:5)粒子に曝露後、くしゃみ回数を測定したりなどいろいろな指標を使って影響を検討しています。


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