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政策対応型調査・研究 廃棄物と循環型社会

リサイクルや廃棄物処理を安全に行うための方法を開発する研究

循環型社会においてはPCBやダイオキシン類などの有害な化学物質を含む廃棄物やリサイクル品によって私達の生活が危険にさらされないようにすることが大切です。そのために、リサイクル品や廃棄物の中に有害なものが入っていないかどうか、化学分析やバイオアッセイで迅速に調べる方法を開発しています。化学分析として、質量分析の新しい方法を使えば、もっと多くの物質を分析できます。あわせてバイオアッセイを用いると、より総合的で迅速な分析システムが実現します。有害な化学物質が含まれている場合には、その物質を効率よく分解する方法の開発も研究しています。また、有害な物質がどのような物質の流れに乗って循環していくのか、環境を汚染する可能性があるのか、事前に研究して、危険を避ける方法の研究も行っています(図:3)。その他、ユニークな試みとしては、人工衛星から不法投棄を監視して環境汚染を未然に防ぐためのシステムづくりも進めています。

(図:3)残留性化学物質(PTSs)の挙動と物質フローの解析
(図:3)残留性化学物質(PTSs)の挙動と物質フローの解析

液状廃棄物の環境低負荷・資源循環型環境改善技術システムの開発に関する研究

生活系排水としてのし尿及び生活雑排水処理は下水道、浄化槽、農業集落排水処理施設等により処理されています。この生活系排水は公共用水域の汚濁負荷の50%以上を占めているところが多く、大きな問題となっています。生活系排水に含まれる窒素、リンは富栄養化を引き起こす原因となっています。そのため内海、内湾、湖沼等の環境修復を図る上で、窒素、リン除去と資源循環技術の基盤整備が重要になってきています。

このような技術は、我が国のみでなく開発途上国でも強く要望されています。このことからバイオ・エコエンジニアリング研究施設等を活用して、窒素、リン除去可能な高度処理浄化槽、水生植物、土壌等の生態系を活用した生態工学、生物処理の限界を考慮した物理化学処理等を組み合わせた環境低負荷・資源循環型の技術開発と適正な普及整備のための評価の研究を開発途上国を視野に入れて進めています。


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