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アメダス(地域気象観測システム) AMEDAS
全国各地に、自動的に気温、降水量などを測定する機械が設置されており、瞬時に全国の気象情報をつかむシステムがアメダス である。全国の観測所では、常時降水量などの気象要素を自動的に測定されている。観測所は、降水量だけについては全国で1300ヶ所、うち約840ヶ所では、風向、風速、気温、日照も観測されている。また、積雪の深さの観測は全国で約210ヶ所である。
ウェストナイルウィルス感染症 West Nile Virus Infection
ウエストナイルウイルスはアフリカ、ヨ−ロッパ、中東、北米など広い地域に分布している。近年米国で急増しており2002年11月5日現在、検査陽性報告数は3495名、死亡数は204名に達している。ウエストナイルウイルスは鳥と蚊の間で感染環が維持され、主に蚊を介して人間に感染する。また、臓器移植等による「人−人」の感染例が知られている。潜伏期間は3〜15日。感染例の約80%は不顕性感染。症状は、発熱、頭痛、背部痛、筋肉痛、筋力低下、食欲不振、皮膚発疹、リンパ節腫脹など。発症した場合の多くは短期間(約1週間)で回復。感染者の1%未満に、頭痛、高熱、方向感覚の欠如、麻痺、昏睡、震え、痙攣などの髄膜炎・脳炎症状。致命率は重症患者の3〜15%(主に高齢者)。血清や脳脊髄液を用い、PCR法による遺伝子の検出、培養細胞を用いたウイルスの分離が行われる。また抗体測定も行われる。特異的な抗ウイルス治療薬はなく、対症療法を行う。ワクチンは未だ開発段階にある。 関連サイト 米国CDC(疾病対策センター)国立感染症研究所を参照。
影響 Impacts
自然のシステムと人間の健康に関する気候変化の帰結。どの程度、適応を考慮するかによって、潜在影響と残留影響を判別することが可能である。 潜在影響は、気候において、適応を考慮せず、ある予測された気候変化によって生じるすべての影響である。残留影響は、適応の後に生じる可能性のある気候変化の影響である。
エルニ−ニョ/南方振動 El Nino/Southern Oscillation(=ENSO)
元来、エルニ−ニョとは周期的にエクアドルとペル−の沿岸部を流れる暖流を意味していた。この事象は、南方振動と呼ばれる、インド洋と太平洋における南北両回帰線間の海面気圧パタ−ンと循環の変動と関係がある。大気と海洋が関与するこの現象は、全体としてエルニ−ニョ南方振動もしくはENSOとして知られている。エルニ−ニョの期間、そこで支配的な貿易風が弱まり、赤道反流が強まることによって、インドネシア地域の暖かい海表面の水が東に向かって流れ、ペル−海流の冷たい水の上に乗り上げる。この事象は、熱帯太平洋地域の風、海水の表面温度、降水パタ−ンに大きな影響を与える。太平洋地域のいたるところ、またその他世界中の気候に影響を与える。エルニ−ニョ現象の反対の現象はラニ−ニャ現象と呼ばれている。
オゾン Ozone
通常の酸素分子を特徴づける2原子ではなく、3原子からなる酸素の形態。オゾンは重要な温室効果ガスである。大気に存在する全オゾンの90%は成層圏にあり、それが有害な紫外線を吸収する。オゾンは、高濃度では様々な生体に対して有害である。成層圏のオゾンの枯渇は、気候変化により強められる化学反応が原因であり、地上に届く紫外線B放射量が増加する。
温室効果 Greenhouse effect
温室効果ガスは、赤外線を吸収する(その赤外線は、地球表面から、また同種のガスによって大気圏そのものから、そして雲から放射される)。大気放射は地球表面方向を含めたすべての方向に放射される。こうして温室効果ガスは地表-対流圏システムの中で熱を捕捉する。これは「自然温室効果」と呼ばれる。大気放射は、それが放出される大気の気温レベルと強く関係している。温室効果ガスの濃度が上昇すると、大気の赤外線不透過率が高まり、そしてそれゆえに、気温の低い、より高い位置から、宇宙への放射が効率的に行われるようになる。これは(radiative forcing=)放射の促進、すなわちと表面対流圏システムの気温上昇によってのみ補填される不均衡の原因となる。これは「強化された温室効果」である。
温室効果ガス Greenhouse gases=GHGs
大気中のガスのうち、 地球の表面、大気、そして雲によって放射される、赤外線のスペクトルの範囲にある波長の放射線を吸収・放射するもの。水蒸気、二酸化炭素、亜酸化窒素、メタンそしてオゾンは大気中に存在する主な温室効果ガスである。さらに、大気中には、モントリオ−ル議定書や京都議定書で取り扱われたハロカ−ボンなどの、全く人工のガスがある。
温冷感指標 PMV(predicted mean vote)
熱ストレスという人間の感覚や身体への負担を示す指標を最適化し、種々の条件について熱ストレスを予測評価することに用いられれば、健康影響(リスク)評価の面からも理想的と思われる。労働や体育中の熱中症リスクを示す指標としてはWBGTが国際的にも推奨されているが、快適性や心理ストレスなど生活レベル全般となるとより簡便で適切な指標があれば理想的である。こうした目的の熱ストレス指標の1つとしてPMVがある。PMVは1970年にFangerによって開発されたもので、以下のように説明されている。Fanger’s predicted mean vote (Fanger, 1970) is the heat load that would be required to restore a state of comfort. This is evaluated by Fanger’s comfort equation based on a complete heat budget model of the human body with simple approaches considering skin temperature and sweat rate.The predicted mean vote is still very popular for assessing indoor climate.
感受性 Sensitivity
よい方向であれ悪い方向であれ、システムが気候変化による影響を受ける程度。その効果は直接的なこと(例えば、気温の変化に反応する、作物生産量の変化)もあるし、間接的なこと(例えば、沿岸部における氾濫の頻度増加による損害)もある。
気温 temperature
気温は、一般に百葉箱で測られる。温度計は、イタリアのガリレオによって作られたもので、現在の基準は1743年にスウェ−デンのリンネによって決められている。温度の基準は、水が凍る温度を0度C、水が1気圧で沸騰する温度を100度Cとされている。地上付近の気温は、地表面の影響を受けるので、地表に近すぎず、太陽が直接当たらず、照り返しもなく、風通しの良いところの地表から1.2m〜1.5mの高さで、測定する。積雪地帯では、積雪の深さに応じて、温度計の高さを上げ、雪面から1.5mの高さで観測する。
気候 Climate
通常は、「平均的な天気」、あるいはより厳密に、何ヶ月から何千年、何百万年という期間にわたる、気象に関連した数値 の平均や変動性に関する統計的描写として定義される。伝統的な期間は30年とWMOは定義している。これらの気象に関連した数値は、多くの場合、気温や降水量そして風のような地表の変数である。
気候変化 Climate change
気候の平均的な状態もしくはその変動性のどちらかにおいて、長期間に渡り継続する(典型的には数十年以上)統計的に有意な変化をいう。気候変化は、自然の内的なプロセス、外力、もしくは継続的な人為的な大気組成の変化が原因となりえる。UNFCCは気候変化を以下のように定義する。「自然の気候変動性に加えて、同期間に起こる、地球の大気組成を変化させる人間活動に直接的もしくは間接的に影響を受ける気候の変化。気候変動性の項も参照のこと。(日本版注:IPCCを気候変動に関する政府間パネルと訳すように、climate changeを気候変動と訳す場合もあるが、以下の気候変動性紛らわしいので、この日本語版では気象庁などにならって気候変化という訳で統一した。)
気候変動性 Climate variability
個々の天気事象の時空間的な尺度の平均的な状態やその他の統計値(例えば標準偏差、異常気象発生など)の変動。変動性は、気候システムにおける自然の内的プロセスや、人為的な外力が原因となりえる。
気候変動に関する政府間パネル Intergovernmental Panel on Climate Change =IPCC
世界気象機関(World Meteorological Organization=WMO)と国連環境計画(United Nations Environment Programme=UNEP)により1988年に設立された専門家のグル−プ。その役割は、主に、同分野の専門家達が査読する既刊の科学的/技術的文献に基づく、人為的気候変化のリスクを理解するための科学的、技術的、社会経済的情報を評価することである。IPCCには三つの作業部会と、1つの専門委員会がある。
光化学スモッグ Photochemical smog
光化学スモッグとは、自動車の排出ガスや工場等のばい煙などに含まれる窒素酸化物や炭化水素が、太陽の紫外線によって光化学反応を起こし、光化学オキシダントを含むスモッグが発生した状況のことを言う。光化学スモッグは、夏の日ざしが強くて、風の弱い日に特に発生しやすく、目がチカチカしたり、のどが痛くなったりと人体に影響を及ぼしたり、また植物に被害を及ぼしたりすることがある。スモッグが発生しやすい時期は、5月〜9月、まれに4月や10月、とされている。また、午前午後とも晴れ又は薄曇りの日で、平均風速は4m/s以下、日中気温24℃以上の気象条件が、スモッグの最も発生しやすい条件とされている。
国連気候変動枠組み条約 UN Framework Convention on Climate change=UNFCCC
1992年に行われた環境と発展に関する国連会議で調印された条約。この条約に関係した政府は、危険な気候システムへの人為的干渉を防ぐと思われるレベルで大気中の温室効果ガス濃度を安定化させることに同意している。
下痢性疾患 Diarrheal diseases
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健康リスクアセスメント
健康リスクアセスメントは、健康影響の大きさを示す手法として開発されてきました。1980年頃から米国環境保護庁によって提唱された定量的健康リスクアセスメントがその最初で、とくに発がんリスクを示すことが試みられてきました。
サーベイランス Surveillance
病気の発生や流行拡大傾向を検出するために、実際的で標準化された届出や登録の方法によって集められたデータを、継続的に分析・解釈し、フィードバックをかけること。データソースは、病気や病気に影響を与えている要因と直接的に関係している。
紫外線照射 Ultraviolet radiation=UVR
放射のタイプ(A、B、C)に依存する、特定の波長内での太陽放射。オゾンはUV-C(<280 nm)を強力に吸収するので、これらの波長の太陽放射は地球の表面には届かない。波長がUV-Bの領域(280 nmから315 nm)を経てUV-Aの領域(315 nmから400 nm)に長くなるにつれ、オゾン吸収は弱まっていき、およそ340 nmにおいて、検出不能となる。大気圏から上のUV-B、UV-A領域のもつ太陽エネルギ−の割合は、それぞれおよそ1.5%と7%である。
成層圏オゾンの枯渇 Stratospheric ozone depletion
人間活動の結果生じる温室効果ガスの排出による、成層圏に含まれるオゾン量の減少。
成層圏オゾン層 Stratospheric ozone layer
成層圏には、オゾン層と呼ばれ、オゾンが集中している層が存在する。その層はおよそ12キロから40キロに渡り広がっている。この層は人間が排出する塩素化合物や臭素化合物によって枯渇しつつある。毎年、南半球の春の時期には、南極地域での気象条件に加えて、人間が作り出したフロンや臭素化合物が原因となり、非常に激しいオゾン層枯渇が南極地域上で発生する。この現象はオゾンホ−ルと呼ばれる。
湿球黒球温度指数 WBGT(Wet Bulb Globe Temperature Index)
気候と人の健康との関係を調べる場合、一般に調べることができるのは気温と湿度に限られていることが多いのが現状である。しかし、人間の暑熱ストレスを中心に考えると、百葉箱の中で測定される日陰で涼しいところの気温だけでは十分な予測評価ができないことは明らかである。ここで、ストレス評価の観点から用いられているのが湿球黒球温度(WBGT)である。  湿球黒球温度は、熱中症指標とも呼ばれており、夏期の屋外労働や運動に伴う熱中症など環境暑熱ストレスを示す指標として一般に用いられている。これは人の熱ストレスが、温度だけでなく、輻射熱、風、湿度などを総合的に関連していることから考案されている。ISOの国際規格(ISO 7243: 1989)にもなっている。ただし、この方法は、労働者が活動している一定時間における平均的な熱の影響を評価する場合には適用できるが、短時間に受けた熱ストレスの評価や、快適域に近い熱ストレスの評価には適用できないとされている。
WBGTは以下の式より算出される。
  屋外で太陽照射のある場合:WBGT=0.7×湿球温+0.2×黒球温+0.1×乾球温
  屋内(または屋外で太陽照射のない場合):WBGT=0.7×湿球温+0.3×黒球温
なお、次の簡易計算法からも近似できるとされている。:
  WBGT = 0.567 Td + 0.393 e + 3.94
  Td = は乾球温度 (°C) e = 水蒸気圧 (hPa)
WBGTは日本体育協会や日本サッカ−協会の屋外運動に関する指針にも使われており、熱中症のホームページ「予防のための運動指針」にあるように、WBGT28以上では激しい運動は中止、31以上では運動は原則禁止とされている。WBGTが測定できない場合には乾球温度では35℃以上、湿球温度では27℃以上に相当するとされている。
シナリオ Scenarios
未来に関する、実現可能で、しばしば単純化された描写で、主要な原動力やさまざまな関係群についての、整合性があり矛盾のない仮定に基づく。シナリオは予測でも予報でもなく、時に叙述的な話の展開に基づくこともある。
疾病率・有病率・罹患率 Morbidity
年齢別罹病率を考慮に入れた、病気やその他の健康疾患発生の率。健康アウトカム(訳注:結果として起こる健康事象を健康アウトカムと訳す)には慢性病の発症/有病、入院率、プライマリケアの相談や、障害調整生存年数(=DALYs)を含む。
死亡率 Mortality
ある期間、ある人口における死亡発生の率。
障害調整生存年数 Disability Adjusted Life Years (DALYs)
集団の健康度を示す要約尺度として、最適な健康状態でない期間を考慮に入れるために、死亡と罹患を組み合わせた平均余命の指標。この指標は、地球規模の病気による負担を計算するために開発された健康尺度であり、様々な介入の結果を比較しようとしているWHOや世界銀行その他の機関でも用いられている。
人為的排出ガス Anthropogenic emissions
人間活動に関連した温室効果ガスやエ−ロゾルの排出。これらには、排出の純増を招く、エネルギ−を得るための化石燃料の燃焼、森林伐採や土地利用の変化を含む。
脆弱性 Vulnerability
どれほどシステムが気候変化(気候変動性と極端な気候を含む)の悪影響を受けやすいのか、あるいはその悪影響の対処が不可能であるかという程度。脆弱性はシステムが曝露している気候変動の特質・規模・頻度、システムの感度・適応能力の関数である。
生物圏 Biosphere
地球のシステムの一部で、大気圏、地上(陸域生物圏)、大洋(海洋生物圏)におけるすべての生態系と生物からなる。そこから発生する落葉層や土壌有機物そして海洋の腐食物のような、既に死亡した生物の有機物も含む。
大気圏 Atmosphere
地球を取り巻く気体の層。乾燥した大気圏は、ほぼすべてが窒素と酸素から構成され、他にアルゴンやヘリウムなどいくつかの希ガス、そして二酸化炭素やオゾンのような放射活性を持つ温室効果ガスを含む。それに加えて、大気圏は水蒸気、雲、そしてエーロゾルを含む。
適応 Adaptation
システムとしての自然や人間が、新しい環境もしくは変化しつつある環境に対して順応すること。気候変化に対する適応とは、現実の、あるいは予想される気候の刺激もしくはその影響に反応して順応する−危害を和らげたり、自分にとって有利な機会を利用したりする−ことを言う。事前適応、反応性適応、公衆適応、個人的適応、自動的適応、計画的適応など、適応は様々な分類が可能である。
デング熱 Dengue Fever
デング熱ウイルス(フラビウイルス属で1〜4型まである)を保有している蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど)に吸血されることにより感染する。3〜15日、通常5〜6日の潜伏期(蚊に刺されてからウイルスが体内で増えるまでの期間)を経て、突然の発熱で始まる。熱は38〜40℃程度で5〜7日間持続し、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹を伴う。この発疹は風疹と同じような小さな紅斑で、痒みや痛みはない。また、軽い皮下出血が足腿部、腋下、手のひらに発熱期の最後や解熱後に現れる。一般に対症療法だけで特効薬はないが、特別な治療を行わなくても軽症で済むケ−スが多く、死亡率は1%以下であると言われている。しかし、最近の傾向として、まれにデング出血熱という重症な疾患になる場合が多くなっている。予防接種も、マラリアに対するクロロキンなどのような予防薬もないため、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防法とされている。
真夏日
日最高気温が30℃を超えた日と定義されている。
二酸化炭素 Carbon dioxide
化石燃料の燃焼や土地利用の変化、そしてその他の産業プロセスの副産物として発生し、また自然発生するガス。それは地球の放射に影響を与える主要な温室効果ガスであり、他の温室効果ガスが測定される場合に基準となる気体である。
熱帯夜
日最低気温が25℃を超えた日と定義されている。
熱中症 heat illnesses
暑熱ストレス(生体が暑熱に適応することによって発生する生体への負担や疲弊状態など)によって発生する特異的な病的症状群として熱中症がある。熱中症 (heat illnesses) は、発汗による過剰の水分損失やミネラル成分の損失によって発生する病的状態である。ひどい脱水症状や倦怠感が発生し、さらに頭痛、めまい、むかつき、濁音をともなう過呼吸、痙攣、筋肉の激痛などを伴う。熱中症になると身体が暑く、顔面紅潮、皮膚の乾燥がみられ、また、体温が40℃以上では、虚脱、痙攣発作あるいは意識喪失が発生する。熱中症は、医学的には治療方針をたてる上で、暑熱障害、熱症として、以下の3つの病態に分類するのが一般的とされてきた。@熱痙攣(heat cramps) A熱疲労(heat exhaustion) B熱射病(heat stroke)。しかし、同分類の診断は必ずしも明確ではないこともあり、最近では、新たに「熱中症」を軽度・中度・重度に3分類する方法も用いられている。熱中症では、病気のある人、体力のない人あるいは過労で疲労している人でより多く発生している。また、着衣、飲酒、高血圧や抗うつ薬などの摂取などもリスクを高めるとされている。
熱波 heat wave
熱波の正式な定義は見あたらない。一般に、平年の平均温度を10℃以上超える日が一定期間継続する場合を「異常高温」と見なしており、そうした高温気象の発生を熱波と呼んでいるようである。我が国では日最高気温が35℃以上では死亡リスクが上昇すること、40℃を超えれば同リスクは極端に上昇する傾向があることから、こうした温度を超える高温気象が問題となると考えられる。
ヒートアイランド現象 heat island phenomena
大都市の方が郊外より夏期の気温が高くなる現象。我が国では東京、名古屋、大阪などで明らかな現象が見られている。環境省は最近(2004)、「ヒ−トアイランド対策大綱」を発表し、影響の評価や対策の推進を検討すべきとの方針を打ち出している。
フロン Chlorofluorocarbons
冷却、エアコン、包装、断熱材、溶媒、エ−ロゾル用の高圧ガスなどに使われている温室効果ガス。それらすべてが、1987年のモントリオール議定書で議題に上った。大気圏の低層では破壊されず、高層へと上昇して、条件が満たされれば、オゾンを破壊する。京都議定書で扱われた代替フロンを含む他の化合物に取って代わられつつある。
マラリア malaria
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近年,抗マラリア剤耐性株や殺虫剤抵抗性媒介蚊の出現のため,マラリアの流行が、世界的問題になっている.マラリアの感染者は,亜熱帯や熱帯地域,特にアフリカ,南アメリカ,東南アジア等を中心として年間約3億人,死亡者は年間150〜300万人と言われている(ただし、この推定には不確実性がある).マダラカ属の蚊に吸血されることによって感染する。マラリア原虫を持つ蚊に吸血され、人の体内でマラリア原虫が侵入してから発症するまでの期間(潜伏期)は熱帯熱マラリアで12日前後、四日熱マラリアは30日、三日熱マラリアと卵型マラリアでは14日程度と報告されている。一定の潜伏期間の後、悪寒、震えと共に体温が上昇し、1〜2時間続く。その後、悪寒は消えますが、体温は更に上昇し、顔面紅潮、呼吸切迫、結膜充血、嘔吐、頭痛、筋肉痛などが起こり、これが4〜5時間続くと発汗と共に解熱する。これは熱発作と呼ばれている。この熱発作の間隔は、感染するマラリアの種類によって異なり、四日熱マラリアは72時間、三日熱、卵型マラリアは48時間ごとに起こるが、感染初期では発熱が持続する傾向が多い。一般に熱帯熱マラリアは、他のマラリアと異なり高熱が持続する傾向があり、平熱まで下がることはほとんどない。また、症状も重く治療が遅れると意識障害、腎不全などを起こし、死亡することもまれではない。
モニタリング Monitoring
集団の健康状態あるいは環境の変化を検出することを目的とした測定の実行と分析。モニタリングにはサ−ベイランスの技術を用いるが、モニタリングとサ−ベイランスと混同しないこと。