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東アジア海域
海洋環境モニタリング


1.海洋環境モニタリングとは?
2.モニタリングの概要
3.観測・分析方法
 ・観測方法
 ・分析方法

4.観測結果

5.データ
6.今後の展開
7.参考資料
 ・共同研究者・協力機関
 ・参考文献

8.研究発表一覧
 ・誌上発表
 ・口頭発表

9.関連リンク
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Last updated on July 8, 2005
1.海洋環境モニタリングとは?
ボタン沿岸海域・縁辺(陸岸から大陸棚に至る)海域の環境の重要性

人間活動の結果から生じる環境汚染物質(水質汚濁物質や有害化学物質)の大半は、河川や大気を経て最終的には海洋に流れ込みます。この影響は、沿岸海域や縁辺海域、そのなかでも特に、経済成長の著しいアジア各国に隣接した海域や瀬戸内海のような半閉鎖的海域で現れやすいと考えられます。この海域は、物質の循環・再生機能、生物の多様性維持、水産資源の維持、運輸など様々な役割を果たしており、それらの機能障害が起こることが地球環境保全の立場から危惧されております。これらの障害を察知・解明して環境の保全につなげるためには、着実なデータ収得が基礎となります。

特に瀬戸内海では、1960年代に赤潮発生件数が急激に増大して1970年代に極大に達し、その後下降に転じて現在は横ばい状態です。これらの長期変動には、因果関係は十分解明されていないものの、高度経済成長に伴う環境負荷増大やその後の流入規制などの施策が反映していると考えられます。米国サイエンス誌でも、広域で実寸大の実験が行われたことに値する数少ない例として瀬戸内海が紹介されています1)。同様な環境変動は世界中で進行しているのですが、瀬戸内海はその評価にとりわけ適した海域であり、我国の海洋環境問題への取り組みはとりわけ重要視されているといえるでしょう。

ボタン海洋環境変動をどうモニターするか?

地球環境問題が科学的に明らかになってきたのは、ハワイマウナロアでCO2計測で得られたような長期時系列データと、ニンバス7号衛星のオゾン計測で得られたような空間分布データによるところが大きいといえます。

海洋ではどうでしょうか?これまでにも、観測船、係留ブイ、衛星などにより様々な海洋観測が進められています。ただし、長期時系列を得るために観測船を長期間専有することはできません。また、海洋は大気に比べると非常に不均質な系なので、少数の係留ブイなどの定点観測では代表性に問題があります。衛星では、生物化学量を実測することが不可能ですし、雲の影響があるために良好な画像が常時得られるとはかぎりません。

そこで、私たちは、同じ海域を反復航行するフェリーで、海水を連続的にポンプアップし、これをセンサーあるいはサンプリング装置に導いて(フロースルー方式)いろいろなデータを無人で得ることを考えました2), 3), 4)。また、フェリーはもともと客船ですので、任意の時期に、有人のオプション観測や実験が可能という利点もあります。

2.概要 >
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