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K2 アナドマリ前--(9-10m)
 この位置の概要
  
 水深(満潮観測時の平均水深)3.9m
 サンゴ群集動態

      コリンボース状ミドリイシ類の優占域であったが、1998年初夏に
      起こった本類の大量弊死によりサンゴ被度は激減。1999年12月の
      寒波の影響は軽微。その後、スギノキミドリイシの成長に伴い本
      種の優占化が進むが、2003年には台風の被害を受ける。

1998/07/02
     「コリンボース状ミドリイシ類大量弊死直後」
      立体枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
      サンゴ群集の概況は、1998/July/03を参照。

1998/07/03
     「コリンボース状ミドリイシ類大量弊死直後」
      1m塩ビ方形枠を設置。ニコノス15mmレンズモノラル撮影。
      コリンボース状ミドリイシ類(おそらくハナガサミドリイシ)の
      優占域(被度70%)であったが、1998年5月前後に起こった本類の
      大量弊死(原因はサンゴ食コペポーダの大量増殖と考えられる)
      により被度は30%ほどに大きく低下した。枠内のコリンボース状
      ミドリイシ類の全ては弊死しており、枠内中央のクシハダミドリ
      イシ(卓状)、そのすぐ上のマルハナガタサンゴ(塊状)、およ
      びスギノキミドリイシ(枝状))は生残する。なおコリンボース
      状ミドリイシ類は生きているように見えるが、それは表面にうっ
      すらと藻類が付着しているためである。

1998/09/12
     「異常高水温後の状態(白化現象)」
      ニコノス15mmレンズモノラル撮影。
      1998年8月に異常高水温に起因する大規模な白化現象が観察された
      。本地域でも大きな被害が生じたが、本地点は水深が深かったた
      め、白化は生じたものの、顕著な弊死は観察されなかった。写真
      では、生きているミドリイシ類のほとんどに白化が認められる。

1999/02
      立体枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
      サンゴ群集の概況は1999/July/08を参照。

1999/07
      1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
      前年に死滅したコリンボース状ミドリイシ類は、立ち枯れ状態でそ
      のまま残っている。枠内中央やや上のクシハダミドリイシ、そのす
      ぐ上のマルハナガタサンゴ、および枠内縁辺のスギノキミドリイシ
      は健在。

2000/01
     「寒波襲来直後」
      1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
      寒波による影響はほとんど見られない。サンゴ群集の概況は2000/
      Aug/04を参照。

2000/08
      1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
      スギノキミドリイシの成長が目立つ。1998年初夏に死滅したコリン
    ボース状ミドリイシ類の骨格は残るが、枠内右側ではスギノキミドリ
    イシに覆われ始めている。

2001/06
      1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
      枠中央付近にあったクシハダミドリイシやスギノキミドリイシが消
      失し、枠内の風景は一変する。1998年に死滅したコリンボース状ミ
      ドリイシ類の骨格は、浸食がかなり進むものの多くは残存する。枠
      外ではスギノキミドリイシの成長が目立つ。

2002/07
      1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
      全体的にスギノキミドリイシの増加が目立ち、被度はおよそ40%で
      ある。枠左上にマルハナガタサンゴが認められる。


2003/06
  調査直前に襲来した大型台風の波浪により、スギノキミドリイシに 被害が生じ、被度は前年の40%から25%に減少している。