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生物多様性セミナー 2005年3月

生息適地モデルを用いたダムの影響評価と既存保全地域の評価

......福島路生(多様性機能研究チーム)


北海道の淡水魚類の生息適地モデルから,水産資源保護法によって手厚く保護 されているサクラマスの生息分布が,ダムによって著しく影響を受けていること が分かった.ダムによる分断後,約30年してサクラマスの生息確率は急速に低下 していた.また広くサケ科魚類の保護を目的として北海道が指定した保護水面 (禁漁河川)は,サクラマスのホットスポットを的確に捉えて設定されている が,絶滅危惧種に指定されているイトウなどの保護にはほとんど効果がないこと が明らかとなった.