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生物多様性セミナー 2004年9月

種の分布情報にもとづく,自然保護区の柔軟なデザイン法

竹中明夫(群集動態研究チーム)


ある地域内の多数の小区画それぞれの生物相のデータ(どの種がいて どの種がいないというデータ)があって,そのなかのいくつかを保護区 として設定するとき,保護区とするべき小区画を選択するアルゴリズム について考える.保護区に設定できる総面積に上限がある場合,どの ように小区画を選べばもっとも効果的に多様な自然を保全できるかと という問題である.ある条件のもとでの厳密最適解を求めるのはなく, 最適に近い解を多数求め,そのなかから諸条件を考慮して現実的なデザ インを探していくという方法を考案したので紹介する.