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生物多様性セミナー 2003年6月

クワガタムシの生殖隔離の進化に関する予報

五箇公一(侵入生物研究チーム)


現在、ペット用外国産クワガタムシの輸入が盛んとなっており、逃亡個体の野生化に よる生態影響が危惧されている。当研究室では外国産クワガタムシによる遺伝的浸食 の可能性に着目し、様々な地域のクワガタムシのDNA系統解析および交雑実験を進め ている。その過程で、ヒラタクワガタの地理的グループ間の生殖隔離あるいは遺伝的 親和性について興味深い「傾向」が捉えられつつある。本セミナーではヒラタクワガ タの生殖隔離機構の進化と同所的・異所的種分化の関わりについて考察してみる。