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ビッグデータ解析で迫る野生動物取引の実態と政策評価(令和 4年度)
Big data analysis on wildlife trade and policy evaluation

研究課題コード
2223AN005
開始/終了年度
2022~2023年
キーワード(日本語)
野生動物取引,ビッグデータ,影響評価,政策評価
キーワード(英語)
Wildlife trade,Big data,Impact evaluation,Policy evaluation

研究概要

日本をめぐる野生動物取引の実態把握に向け、エキゾチック・ペット等の流通名や検索名に関するデータ・ベースを構築する。構築したデータ・ベースを参照しながら野生動物取引に関する貿易データ、検索データ、オンライン取引データを横断的に分析し、我が国の野生動物取引の実態把握および政策評価に取り組む。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

野生動物取引は生物多様性の損失や動物由来感染症の主要因として知られている。日本は世界でも有数のペット大国であり、エキゾチック・ペットをはじめとする野生動物の輸入上位国として国際社会から批判にさらされている。そのため、効果的な野生動物取引に関する政策・施策の拡充に資する客観的な科学的証拠(エビデンス)の構築が必要である。

本研究では社会科学・自然科学の研究者が連携し、野生動物取引の実態を把握するためのデータ・ベースを構築するとともに、複数の大規模データを対象に最新の計量・統計手法を適用することで、我が国の取引実態および政策介入効果を把握する。

我が国の野生動物取引の実態を把握するため、自然言語処理や機械学習を援用し、データ・ベースの構築および他データベースを組み合わせた横断的な統計解析を分析する。

今年度の研究概要

データ・ベースの構築および統計手法の発展、政策評価デザインの検討等に取り組む。

外部との連携

英国の野生動物取引研究に従事する組織や研究者(ケント大学/オックスフォード大学)、東北大学の環境経済学者等と連携する。

課題代表者

久保 雄広

  • 生物多様性領域
    生物多様性保全計画研究室
  • 主任研究員
  • 博士(農学)
  • 経済学,心理学,農学
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担当者