<大気中微小粒子状物質(PM2.5)・ディーゼル排気粒子(DEP)等の大気中粒子状物質の動態解明と影響評価プロジェクト


都市大気保全チーム

都市の大気汚染の現状をとらえ、有効な対策を検討する
都市大気汚染を構成するPM2.5やガスの大気中における動態を明らかにし有効な対策を検討するために、大気汚染のフィールド観測、複雑な市街地における大気汚染物質の拡散現象を調べる風洞実験、計算機を使った大気汚染シュミレーションなどの多様な手法を駆使して研究を進めています。

 航空機や高層ビルなどを利用し、都市域におけるガス状・粒子状物質の3次元的な濃度分布およびその時間変動をとらえる観測をおこなっています。これをもとに、気象条件の影響や発生源との関係、大気中での物理的・化学的な変化の過程などに関する解析をおこなっています。また、粒子状物質の測定・分析法の基礎的な検討も合わせておこなっています。

 数値モデルは、現実の風や温度等の気象状態を再現し、また、大気汚染に関わる発生・輸送・反応・沈着を含む種々の過程を計算することにより、大気汚染物質の濃度を計算します。数値計算では、観測に比べて時空間方向に連続したデータを得ることができ、詳細な解析が可能です。これらの解析により、フィールド観測等で得られた現象をよりよく理解することが可能になります。

風通しが悪い場所に排気ガスがたくさん出ると、高濃度の沿道大気汚染が発生します。沿道大気汚染が生じにくい街を作るためには、道路の風通しをよくする必要があります。このため、都市大気保全研究チームでは建物や道路構造と風の流れの関連を風洞実験によって調べています。写真はレーザー流速計によって、高架道路と建物に囲まれた場所の流れを測定している様子です。


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