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可処分時間に着目した幸福度アプローチによる持続可能な消費の実現(令和 5年度)
Subjective well-being and sustainable consumption

研究課題コード
2328CD001
開始/終了年度
2023~2028年
キーワード(日本語)
主観的ウェルビーイング,持続可能な消費,自然資本,ジェニュイン・セイビング,不平等
キーワード(英語)
Subjective well-being,Sustainable consumption,Natural capital,Genuine savings,Inequality

研究概要

プラネタリーバウンダリー(環境容量)に基づいた持続可能な消費が求められているが、同時に幸福度や生活満足度やエウダイモニア等の主観的ウェルビーイングにも注目する必要がある。そこで本研究では、主観的ウェルビーイングを維持しつつ、消費量当たりの環境負荷を低減させるための方策について、自然資本や時間制約や不平等といった側面にも着目しながら検討し、持続可能な消費の在り方を提示する。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

主観的ウェルビーイング、消費量当たりの環境負荷、自然資本の相関関係についての研究を行う。まず、先行研究を整理しつつ、消費財と自然資本が主観的ウェルビーイングにどう影響するかについて理論分析を行う。次に、ネットゼロやネイチャーポジティブの実現に向けて、富裕層の消費がもたらすフットプリントが大きいことから、自然資本が社会経済の不平等とどう関係しているかにつて、理論分析を行う。さらに、これらの理論分析を踏まえ、自然資本とウェルビーイングとの関係について、不平等や時間制約といった側面からの実証分析を行う。


今年度の研究概要

消費財と自然資本が主観的ウェルビーイングにどう影響するかについて、先行研究を調査する。また、自然資本とウェルビーイングとの関係について示唆を得るため、自然資本が社会経済の不平等とどう関係しているかにつて、ピケティらのマクロ経済的指標に注目した理論分析を行う。

外部との連携

南山大学、神戸大学

課題代表者

山口 臨太郎

  • 社会システム領域
    経済・政策研究室
  • 主任研究員
  • 博士(経済学)
  • 経済学
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