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エリアエネルギーマネジメントシステムのプラットフォーム開発と実装(令和 5年度)
Development and Application of Area Energy Management System Platform

研究課題コード
2327KZ002
開始/終了年度
2023~2027年
キーワード(日本語)
エネルギーシステム,エネルギーマネジメント,再生可能エネルギー
キーワード(英語)
energy system,energy management,renewable energy

研究概要

街区、自治体、都市等の様々なスケールのエリアにおけるEMS 実現に貢献するシステム・技術を開発する。2050 年のカーボンニュートラルの実現に向けて、各エリアの建物、交通等の将来シナリオを構築し、EMS を社会実装するためのデータ収集分析・シミュレーションプラットフォームの開発を行う。また、地域的な課題解決を目指し、需要家やアグリゲータ等の各種プレーヤーにおけるEMSの多様な付加価値を最大限顕在化させる実証を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

都市や街区等の様々なスケールのエリアにおけるEMS 実現に貢献するシステム・技術を開発する。まず、自治体単位のEMS のために、自治体の現状把握、将来検討を支援するエネルギー需要データや分析ツールからなるローカルエネルギープラットフォームを開発し、地方自治体と最終消費者のラストワンマイルをつなぎ、最終消費者の行動やニーズを踏まえた、継続性・実効性のある温暖化対策を実現することに貢献する。また、未来都市におけるカーボンニュートラルや居住快適性などの持続可能性を実現するため、建築・交通・人間活動にかかわる各種スマート技術の導入シナリオを構築し、デジタルツイン技術を活用して、スマートエネマネのための新たなシミュレーション基盤を開発する。さらに、街区単位では、既存建築物のオペレーショナルデータを活用した大規模ビル向けEMS、中小規模ビル向けEMS、それらを実装するためのエリアマネージメントシステムの開発および事業化を目指す研究を実施する。

今年度の研究概要

再生可能エネルギーの気象による出力変動と建築物や交通によるエネルギー需要の変動の両者を踏まえて地域における最適エネルギーマネジメントを実現する統合シミュレーションモデル開発の一環として、分散型電源を想定した電力需給モデルを構築し、需要家の電力消費時間帯の調整に関する種々のシナリオを設定することにより、デマンドレスポンスの導入による需要家側からの需給バランス調整のポテンシャルを評価する。

外部との連携

東京大学、大阪大学、慶應義塾大学、神戸大学、芝浦工業大学、早稲田大学、電力中央研究所、統計数理研究所、池田理化

課題代表者

平野 勇二郎

  • 社会システム領域
    システムイノベーション研究室
  • 主幹研究員
  • 博士(工学)
  • 工学,土木工学,建築学
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