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閉鎖性海域における気候変動による影響把握等検討業務(平成 29年度)
Assessment of impact of climate change on the environment of an enclosed sea in Japan

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
1717BY004
開始/終了年度
2017~2017年
キーワード(日本語)
気候変動,閉鎖性海域
キーワード(英語)
climate change,enclosed sea

研究概要

瀬戸内海では、「瀬戸内海環境保全基本計画(平成27 年閣議決定)」を背景として、きれ
いで豊かな海の実現に向けた取り組みが開始されると共に、温暖化等への適応策の必要性
について「気候変動へ影響の適応計画(平成27 年閣議決定)」に基づく議論がなされてい
る。これらを背景として、本研究では、過去から現在までの水質や生物多様性・生物生産
性の変遷に対する気候変動影響の評価、並びにその評価結果を踏まえた気候変動の将来予
測及び適応策の検討に資する知見を提示することを全体の目標とする。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

太平洋から瀬戸内海全域の海水温上昇を含む気候変動に係る環境変数ならびに瀬戸内海の生物多様性・生物相に関するマクロ的な解析を行う。近年の植物プランクトン優占種遷移(大型珪藻出現)に関わる水産被害に鑑み、環境変数変動と優占種遷移との関連性を解明するための実験的手法の検討を行う。気候変動による外洋環境が瀬戸内海の水質、生物多様性、生物生産性に及ぼす影響の評価や将来予測を実現するための数値シミュレーション手法の検討を行う。

今年度の研究概要

海水温・水質・底生動物群集構造の長期変動とそれらの相互関係に関して、湾灘毎あるいは適切な海域区分における特性評価、並びに評価結果の妥当性の検証をおこなう。これにより、気候変動影響を受けやすい水質項目・生物種・海域等の抽出をおこない、適応策検討の基礎知見として提示する。また、植物プランクトンの優占種交代における海水温等の影響の再現実験をおこない、気候変動による植物プランクトン動態への影響予測に資する知見を提示する。さらに、陸域からの淡水・汚濁負荷流出、海面の熱交換、および外洋水の侵入を介した気候変動影響を評価・予測するための、瀬戸内海の流動・水質・底質モデルの構築を進める。以上の結果から、水温・水質・生物多様性および生物生産性(底生動物と植物プランクトン)の過去の変動傾向と気候変動の関係性を明らかにし、瀬戸内海に対する気候変動の影響パターンに関する知見の提示をめざす。

外部との連携

筑波大学 生命環境系 秋山千亜紀 特任助教

備考

地域環境研究分野
社会環境システム研究分野
生物・生態系環境研究分野
気候変動戦略連携オフィス

課題代表者

金谷 弦

  • 地域環境研究センター
    海洋環境研究室
  • 主任研究員
  • 博士 (理学)
  • 生物学
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担当者