- 予算区分
- AQ センター調査研究
- 研究課題コード
- 1618AQ001
- 開始/終了年度
- 2016~2018年
- キーワード(日本語)
- 社会対話,理論と実践,自然共生,科学コミュニケーションツール
- キーワード(英語)
- social dialog, theory and practice, harmony with nature, science communication tool
研究概要
東日本大震災と福島第一原発事故を契機に、科学者(研究者)は「市民との対話と交流に積極的に参加する」こと、さらに「社会に向き合う科学」が求められている(社会対話の実践)。そこで本研究では、まず、自然共生に関するキーワードなどをもとに研究者と市民の社会対話に関する理論の検討をおこない、その理論に基づいた対話手法により社会対話を実践する。さらにその実践により対話手法の開発をおこなう。また、社会対話で用いる科学コミュニケーションツール(科学詩)の検討もおこなう。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:行政支援調査・研究
全体計画
2016年度
「科学知」「生活知」や自然共生に関する「自然」「社会」「生命」などのキーワードをもとに社会対話に関する理論と、「共感」に基づいた対話手法の検討をおこない社会対話を実践する。
2017年度
前年度に引き続き社会対話の実践により手法の開発をおこなう。また、社会対話で用いる科学コミュニケーションツール(科学詩)の検討をおこなう。
2018年度
科学コミュニケーションツールを社会対話の実践のなかで用いることで、前年度に引き続き対話手法の開発をおこなう。
今年度の研究概要
研究者と市民との社会対話における「科学知」と「生活知」の役割について整理し、共通のキーワードである「自然」「社会」「生命」と自然共生との関連性について理論的に明らかにする。つぎに「共感」に基づいた対話手法の検討をおこない社会対話の実践「環境カフェ」を開催する。
外部との連携
東京大学教養学部
- 関連する研究課題
課題代表者
多田 満
- 生物多様性領域
- シニア研究員
- 博士(農学)
- 生物学,文学,農学