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多能性幹細胞を用いた環境化学物質の毒性評価の検討(平成 26年度)
Study for toxicities of environmental pollutants by using pluripotent stem cells

予算区分
AQ センター調査研究
研究課題コード
1315AQ007
開始/終了年度
2013~2015年
キーワード(日本語)
多能性幹細胞
キーワード(英語)
pluripotent stem cells

研究概要

受精卵が胚、胎児、新生児と個体形成・発達する時期は、個体を構成する体細胞が分化形成されていく時期である。そのため、そうした体細胞の発達に必須なシグナル伝達等に問題が発生すると、体細胞の機能に異常をきたし各種の疾患に繋がる可能性がある。このことから、様々な転写因子やシグナル伝達系に影響を及ぼしうる化学物質に対して発生期・発達期は非常に感受性が高い時期と予想される。そこで、発生期のin vitroモデルとなりうる多能性幹細胞を用いて化学物質の発生毒性の評価法を検討する。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

多能性幹細胞であるES/iPS細胞は三胚葉(内胚葉、中胚葉、外胚葉)の分化を経て、様々な体細胞へ分化することが報告されている。そこで初年度は、こうした多能性幹細胞のin vitro培養系を用いて三胚葉への分化系を確立し、環境化学物質の発生毒性を評価する。次年度は三胚葉から更に体細胞系の前駆細胞への分化を試み、三胚葉からさらに発達した分化系への毒性影響を評価する。最終年度は、環境化学物質が毒性影響を発揮する主な機序として知られる転写因子およびシグナル伝達系への影響が多能性幹細胞の分化発達にどの様な影響を与えるか、その機序について調べる。

今年度の研究概要

昨年度、実験を行ったDEHP以外の様々なフタル酸エステル類(Diisononyl phthalate(DINP)、Dibutyl phthalate(DBP)、Diethyl phthalate(DEP)、Benzyl butyl phthalate(BBP)等)について、マウスiPS細胞から三胚葉への分化についてどの様な影響があるかを調べる。

関連する研究課題
  • 0 : 環境健康研究分野における研究課題

課題代表者

伊藤 智彦

  • 環境リスク・健康研究センター
    生体影響評価研究室
  • 主任研究員
  • 博士 (環境科学)
  • 薬学,生化学
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