ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

微生物細胞膜脂質14C分析に基づく海洋DOC炭素循環と微生物ループとの関連性解明(平成 24年度)
Deciphering the relationships between marine dissolbed organic carbon cycle and microbial loop utisng radiocarbon nalysis of miacrobial memblane lipids

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
1012CD021
開始/終了年度
2010~2012年
キーワード(日本語)
海洋溶存有機炭素,微生物ループ,炭素循環,放射性炭素
キーワード(英語)
marine dissolved organic carbon, microbial loop, carbon cycle, radiocarbon

研究概要

近年、分子生物学的手法の進歩から、非熱水性の古細菌が海洋全層に分布しており、それらの古細菌が光合成非依存の化学合成独立栄養を高い活性で行っていることが遺伝子的(定性的)に示唆されるようになった。
本研究では、これら海洋古細菌の代謝特性について地球化学的手法を用いて定量的に明らかにすることを目的とする。本研究で得られる知見は、微生物による海洋炭素循環の定量的解明に資する手法開発であることから、海洋DOCプールを中心とした炭素循環と海洋微生物ループとの関連性解明をめざす

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

1.海洋DOCフラクションの微生物バイオマス(rRNA、細胞膜脂質分子)、DOC,DICの14C測定を行い、表層海水に生息する微生物の炭素源(fresh carbonかold carbon)とその代謝(従属栄養か独立栄養)について明らかにする。
2.さらに上記の結果を踏まえて、14Cによるマスバランスモデルとボックスモデルを用いて、微生物が用いるDOC炭素のターンオーバー時間を求め、海洋表層の一次生産量と従属栄養・独立栄養として微生物バイオマスが果たす役割について定量的に解明する。

今年度の研究概要

(A)研究試料の採取、(B)分析方法の検討・確立、(C)微生物バイオマス(rRNA、細胞膜脂質分子(PLFA, GDGTs))の抽出,DOC,DICの14Cの測定に重点を置き研究を進める。
引き続き、微生物の炭素源(fresh carbonかold carbon)とその代謝(従属・独立栄養の割合算出)の解明をめざし、(D)実試料における極微量14C 測定、(E)14C同位体マスバランスモデルとボックスモデルを用いた微生物利用DOC炭素の回転時間算出と海洋表層で微生物バイオマスが炭素循環に果たす役割についての定量的な検討を行う。

関連する研究課題
  • 0 : 環境計測研究分野における研究課題
  • 0 : 地球環境研究分野における研究課題

課題代表者

内田 昌男

  • 環境計測研究センター
    動態化学研究室
  • 主任研究員
  • 博士(農学)
  • 化学,地学,理学
portrait