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都市緑地は棲みよいか?チョウに注目したネットワーク構造の評価(平成 23年度)
Evaluation of urban ecosystems as a network of urban greenery

予算区分
AF 奨励
研究課題コード
1011AF008
開始/終了年度
2010~2011年
キーワード(日本語)
都市生態系,生物多様性,生態系ネットワーク,遺伝的変異,チョウ
キーワード(英語)
urban ecosystem, biodiversity, ecological network, genetic variation, butterflies

研究概要

野生生物の生息地の急速な減少と孤立化による絶滅リスクを緩和する手段として、都市地域の一部を生息地間の移動通路として機能させる可能性が注目されている。都市部においても、点在する緑地全体が生態系ネットワークとして機能し、1つの緑地では存続不可能な生物種が、複数の緑地に生息し行き来することで存続し得る。本研究は、チョウを指標として都市部における緑地の生息地としての好適度を評価し、緑地間を移動する程度を推定することで緑地生態系ネットワークの現状把握と改善策の検討することを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

調査地域は、緑地の分断化が明確である東京都心とし、大型緑地8箇所と周辺の小型緑地10箇所を調査地とする。対象とする生物は、緑地生態系ネットワークの利用が想定される生物の代表として、調査がしやすく、かつ、データが豊富なチョウ類とする。
1)各緑地の生息地としての好適度の評価各緑地におけるチョウの種数、個体数、および環境要因について、ラインセンサス法に基づいて調査し、生息地としての好適度を統計的手法により定量的に評価する。
2)緑地間を移動する程度の推定個体数の多いヤマトシジミを対象種とし、各緑地集団間の遺伝的な変異をDNA塩基配列から算出し、集団間での交配頻度を推定することにより、緑地間移動の程度を推定する。遺伝的変異を検出するための遺伝マーカー(SSR)は、本研究において新たに開発する。
3)緑地生態系ネットワークの現状評価および要因解析各緑地の好適度に影響する環境要因(面積、植物被覆率など)や緑地間移動の程度に影響する環境要因(緑地間距離、道路の特徴、街路樹の特徴など)についての統計的解析を行い、生態系ネットワークとしての機能に影響する環境要因や、機能を改善する方法などについて検討する。

今年度の研究概要

1)各緑地の生息地としての好適度の評価各緑地におけるチョウの種数、個体数、および環境要因について、ラインセンサス法に基づいて調査し、生息地としての好適度を統計的手法により定量的に評価する。
2)緑地間を移動する程度の推定個体数の多いヤマトシジミを対象種とし、各緑地集団間の遺伝的な変異をDNA塩基配列から算出し、集団間での交配頻度を推定することにより、緑地間移動の程度を推定する。遺伝的変異を検出するための遺伝マーカー(SSR)は、本研究において新たに開発する。

関連する研究課題
  • 0 : 生物・生態系環境研究分野における研究課題

課題代表者

今藤 夏子

  • 生物・生態系環境研究センター
    環境ゲノム科学研究推進室
  • 主任研究員
  • 博士(学術)
  • 生物学
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