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東アジアにおける大気質変化を解明するための沖縄辺戸・長崎福江におけるモニタリング(平成 22年度)
Long term monitoring at CHAAMS and Fukue station to investigate the atmospheric change of emission and chemical compositions in East Asia

予算区分
AF 奨励
研究課題コード
1015AF001
開始/終了年度
2010~2010年
キーワード(日本語)
粒子状物質,沖縄辺戸,長崎福江,東アジア,大気質監視
キーワード(英語)
Particulate matter, Okinawa Hedo, Nagasaki Fukue, East Asia, Atmospheric monitoring

研究概要

日本の西部、九州沖縄地区ではオゾンや粒子状物質の高濃度イベントが観測され、越境大気汚染の寄与が示唆されている。一方で、中国では、今後5年程度の間に、NOxや揮発性有機炭素(VOC)の排出量が増加し大気質を変化させると予測されている。そのため、濃度変化のみならず大気質(組成)変化の実態を把握する必要がある。長期観測により大気汚染物質の経年変化を監視し、大気環境管理や影響評価の基礎データとする

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

石炭から石油へとエネルギー利用が転換する中国大陸からの越境大気汚染を対象とし、沖縄辺戸・長崎福江の両観測ステーションにおいて継続して観測し、濃度変化、化学組成の経年変化を監視する。
SO2/SO4、NOx/NO3/NOy、VOC/OAの濃度変動を明らかにすることで、濃度と化学組成の経年変動がわかる。TEOMの観測からはPM2.5の粒子状物質の重量濃度変動がわかる。すでに沖縄辺戸、春季長崎福江では数年間のデータ蓄積があるので、過去データとも比較し、さらに、排出予測、衛星データ、排出インベントリー変化に基づくシミュレーションなどと比較し、中国における排出量の質的量的変化を検討する。
PAHの分析からは、石油燃焼と石炭・バイオマス燃焼由来のPAHを分析することで、発生源の質的変化を検証できる。同様にEC(BC)の観測からは、石炭やバイオマス燃焼、自動車の排気ガスの改良が検討できる。
金属元素の分析からは亜鉛、鉛、水銀など人為起源由来の金属と、カルシウム、アルミ、鉄、マンガンなどの自然起源由来の金属を分析することで、大気質の由来を検証できる。同様にライダーの観測からも人為起源、自然起源を検証できる。
これらのデータを用いて、大気環境の経年変動を監視する。

今年度の研究概要

沖縄辺戸ステーション、長崎福江大気観測施設における長期連続監視体制を構築し、微粒子などの化学組成分析を継続する。

関連する研究課題
  • 0 : アジア自然共生研究グループにおける研究活動

課題代表者

高見 昭憲

  • 地域環境研究センター
  • センター長
  • 博士(D.Phil)
  • 化学,化学工学
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担当者