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apparent competitionを利用した個体数制御(平成 20年度)
Population regulation through apparent competiton

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0810AE002
開始/終了年度
2008~2010年
キーワード(日本語)
apparent competition,生物的防除,アズキゾウムシ,個体群動態
キーワード(英語)
apparent competition, biological control, Adzuki bean beetle, population dynamics

研究概要

生物の個体数を制御する方法として、捕食者の導入がある。しかし、多くの場合、捕食者を外部の系から持ち込むため、逃亡した捕食者によって新たな問題が生じる。また、制御の標的生物の密度が低下すると捕食者の個体数が減少したり、絶滅しやすくなる。従って、効果を維持するためには捕食者を導入し続けなくてはならない。本研究では、標的とする生物と同種の生物を逃亡できない別空間に豊富に用意することで、捕食者の個体数を維持することが可能かを調べる。室内実験や理論的解析により、生物的防除や保全への応用可能性を探る。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

室内実験では、個体群生態学のモデル生物として古くから用いられている貯穀害虫とその寄生蜂を用いる。餌量や、被食者・捕食者の導入個体数を変えてやることで、目的とする系が持続できるかを調べる。また、室内実験によって得られたデータに、被食者・捕食者の生活史パラメーターを加え、数理モデルによる理論的解析を試みる。これらの結果を踏まえ、野外での応用性を、野外実験または調査によって探る予定である。

今年度の研究概要

今年度は、室内実験を行う。アズキゾウムシとその寄生蜂であるゾウムシコガネコバチを、初期導入個体数を数パターン用意して飼育し、アズキゾウムシの個体数を維持または絶滅させる要因を解明する。標的であるアズキゾウムシと、逃亡できない別空間に用意したアズキゾウムシのapparent competitionによって、維持される条件を見つける。また、これらの実験を通し、理論的解析に用いるパラメーターを測定する。

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動

課題代表者

今藤 夏子

  • 生物・生態系環境研究センター
    環境ゲノム科学研究推進室
  • 主任研究員
  • 博士(学術)
  • 生物学
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