- 予算区分
- JA 農水-独法
- 研究課題コード
- 0610JA970
- 開始/終了年度
- 2006~2010年
- キーワード(日本語)
- 遺伝子組換え作物,ダイズ,遺伝子浸透,適応度
- キーワード(英語)
- GENETICALLY-MODIFIED CROP, SOYBEAN, INTROGRESSION, FITNESS
研究概要
遺伝子組換え(GM)ダイズの我が国の一般環境中での使用により生物多様性に及ぼす影響がないことを確認するために、除草剤耐性GMダイズとツルマメの間で人工交配により作成した雑種とその後代の適応度に関する性質を閉鎖系温室における栽培実験等により調べる。
研究の性格
- 主たるもの:行政支援調査・研究
- 従たるもの:応用科学研究
全体計画
平成18年度:ダイズ(組換え遺伝子を持つものと持たないもの)とツルマメの人工交配により作成したF1雑種とその親系統を閉鎖系温室内で育て、それらの適応度関連形質を調べて、系統間および組換え遺伝子の有無による違いを明らかにするとともに、これらの種子(F2雑種)を収穫する。
平成19年度:F2雑種と親系統の適応度関連形質を閉鎖系温室で調べ、系統間および組換え遺伝子の有無による違いを明らかにするとともに、これらの種子(F3雑種)を収穫する。
平成20年度:F3雑種と親系統の適応度関連形質を閉鎖系温室で調べ、系統間および組換え遺伝子の有無による違いを明らかにする。
平成21年度以降:雑種後代と親系統の適応度調査を繰り返し行い、雑種後代の適応度とそれに及ぼす組換え遺伝子の影響に関する知見を深める。
今年度の研究概要
閉鎖系温室で、ツルマメ(那須-5)、ダイズ(A3244)、除草剤耐性遺伝子組換えダイズ(A3244RR)、除草剤耐性遺伝子をヘテロに持つF2雑種(那須-5×A3244RR)から得られたF3種子(後に葉を免疫クロマトグラフィーで調べ、除草剤耐性遺伝子の有無を判定)を鉢植えし、栽培する。これらの植物について、種子の発芽率を調べるとともに、植物体の生育や形態を観察しつつ、適当な時期における草丈、開花期、収穫時における茎の根元直径、茎の乾燥重量、個体当たり種子数を測定する。以上の結果について、系統間および組換え遺伝子の有無による違いを明らかにする。
- 関連する研究課題
- 0 : その他の研究活動
課題代表者
佐治 光
担当者
-
久保 明弘