ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

循環型社会に対応した安全・安心な適正処理・処分技術の確立(平成 18年度)
Sustainable technology development of recycling and disposal engineering for risk and security management

予算区分
AB
研究課題コード
0610AB546
開始/終了年度
2006~2010年
キーワード(日本語)
最終処分,中間処理,資源化,熱処理,ガス化溶融,安全・安心,ロジスティック計画,類型化,環境影響ポテンシャル,安定化,品質管理・保証,埋立適格性
キーワード(英語)
FINAL DISPOSAL, INTERMEDIATE TREATMENT, RECYCLING, THERMAL TREATMENT, GASIFICATION MELTING SYSTEM, RISK MANAGEMENT AND SECURITY, LOGISTIC MANAGEMENT, TYPIFICATION, ENVIRONMENTAL IMPACT POTENTIAL, STABILIZATION, QUALITY CONTROL AND ASSURANCE, DISPOSAL ELIGIBILITY

研究概要

循環型社会を支える廃棄物処理・処分プロセスの安全・安心な管理を遂行するための技術システムを構築する。まず、現行制度では把握が不十分な有害物質を含む廃棄物や副産物をいち早く特定し、適正な管理手法を示す。また、不要物となったものが適正に循環・処分されるための分岐点として機能する中間処理技術システムを提示する。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

2006年度:有害性と汚濁性に関する埋立適格性カテゴリーの項目設定を行い、環境放出ポテンシャルの把握を順次開始する。地域毎に産業廃棄物品目毎の移動状況を把握すると共に、破砕・選別技術開発に着手する。最終処分場の安全・安心を確保するため、埋立工法や廃棄物の質等が、浸出水や埋立地ガス等の安定化に与える影響を把握・整理するとともに、処分場の類型化、維持管理品質評価システム開発に着手する。熱的な処理施設の実態、改善点等を明確にする。未規制物質を含めて排ガス・残さ等の実測調査、発生源モニタリング手法の適用可能性調査を行う。
2007年度:各種廃棄物等における埋立適格性と生態毒性や生分解性の評価手法の開発を進める。産業廃棄物発生源、処理・処分・循環利用拠点との位置的関係およびコスト等を解析する。処分場の類型化を進め、埋立処分方法と安定化進行に関する数値モデルの構築、処分場ライフサイクルに対応した水処理最適化実験に着手する。処分場診断プログラムの開発を進め、埋立事業品質管理・保証システムを提案し、埋立処分場再生ガイドライン案を作成する。排ガス等の発生源モニタリング手法を要素に含む熱的な処理施設の適正管理方法の概念設計を進め、安全・安心面から必要な要素を明確にする。
2008年度:各種廃棄物および副産物の埋立適格性をデータベース化し、要管理プライオリティリスト作成に着手し、最善利用可能技術・方策の評価を進める。ロジスティック最適化と埋立廃棄物選択を行った埋立廃棄物の質に対応した新規埋立処分類型の提示に着手する。安定化メカニズム解明のための大型ライシメーター実験に着手する。既存処分場類型に対する早期警戒システムの最適化を行う。埋立事業全般に関わる品質管理・保証システム案をガイドライン化する。排ガス等の発生源モニタリング方法を確立し、総合的な施設適正管理方法について検証を行う。熱的処理に係る新規技術動向を集約する。
2009年度:埋立廃棄物識別・技術選定システム、ロジスティクス計画法ならびに持続埋立対応型中間処理技術システム、新規処分場類型を提示し、モデル地域における実証的運用に着手し、新規処分場類型に関わる統合的な廃棄物管理ならびに技術指針案の検討を開始する。早期警戒監視システムに関わるモニタリングや浸出水、放流水評価手法を新規類型に関連付ける。ライフサイクル型保有水制御・管理システム、安定化促進、埋立廃棄物再生技術、土地利用促進技術について実証試験を開始する。施設適正管理方法に関する適用性の検証結果と、改善へ向けたフィードバック事項を明らかにして管理方法に修正をはかる。
2010年度:埋立廃棄物識別・技術選定システムならびにロジスティック計画法、中間処理技術システム、新規埋立処分類型の改善を行う。また、安全・安心最終処分管理体制と新規埋立処分類型を総合化し、安全・安心かつ持続可能な廃棄物管理システムとその技術システムを提案する。安定化メカニズムとその終点を新規埋立処分類型化と関連付けることで、処分場のライフサイクルコストを評価可能な診断システムを提案する。既存サイト環境融和技術の実証試験の評価と、その技術システムの改善を行う。修正点等を総合的に踏まえて、廃棄物の熱的な処理技術各方式別の適正管理方法の確定方法を提示する。

今年度の研究概要

廃棄物の有害性と汚濁性に関する埋立適格性カテゴリーの項目設定を行い、含有される有害物質の種類と含有量、ならびに埋立後の性状変化や環境放出ポテンシャルの把握を順次開始する。地域ブロック毎に産業廃棄物品目毎の移動状況を把握すると共に、破砕・選別技術として重金属類と有機物の高効率な分離を行う技術開発に着手する。最終処分場の安全・安心を確保するため、埋立工法、経過時間、廃棄物の質等が、浸出水や埋立地ガス等の安定化に与える影響を、現場調査および室内実験等により把握・整理するとともに、処分場の類型化に着手し、環境影響解析システムとしてGISを援用した情報の可視化を行う。また、維持管理品質に関わる検査・管理・保証システム開発に着手すると共に、埋立廃棄物の再生技術に関する過去の事例をまとめる。さらに焼却・ガス化溶融等の熱的な処理施設の実態、改善点等を明確にし、さらに炭化施設等新規施設の実態解明を進める。未規制物質を含めて排ガス・残さ等の実測調査、発生源モニタリング手法の適用可能性調査を行う。

備考

共同研究機関:埼玉県,千葉県,神奈川県,福井県,宮城県,愛知県,沖縄県,旭川市,千葉市,神戸市,北海道大学,岡山大学,龍谷大学,大阪市立大学,高知大学,愛媛大学,神戸大学,室蘭工業大学,茨城大学

課題代表者

井上 雄三

担当者

  • 山田 正人福島支部
  • portrait
    遠藤 和人資源循環・廃棄物研究センター
  • 阿部 誠
  • 朝倉 宏
  • 山田 亜矢
  • 坂内 修
  • 川本 克也