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産業拠点地区での地域循環ビジネスを中核とする都市再生施策の設計とその環境・経済評価システム構築(平成 18年度)
Strategic scenario planning of system of regional circulation business and urban renovation programs in eco-industrial developments and its evaluation system for socio-economic and environmental impacts

予算区分
BE
研究課題コード
0507BE937
開始/終了年度
2005~2007年
キーワード(日本語)
エコタウン,循環型産業,GIS,都市再生,廃棄物政策
キーワード(英語)
ECOTWON,CYCLE-ORIENTED MANUFACTURING, GIS, URBAN REVITALIZATION, SOLID WASTE MANAGEMENT POLICY

研究概要

国内の先進的な産業集積「川崎エコタウン地区」を対象として,循環形成の環境・社会経済効果を定量的に評価するシステムを構築する.循環形成がもたらす効果を定量化することで,これまでの環境施策と循環ビジネスを評価する.加えて,産業間の副産物の連携拡大や都市・産業連携のアクションプログラムを設計・評価するシステムを築く.すなわち,(1)地域の物質代謝の空間情報データベースを共有する地理情報システム・ネットワークで構築したうえで,(2)企業と連携して循環施策の中核となる転換技術の代謝プロセスモデルと,輸送プロセスを含むLCA評価システムを構築する.そのうえで(3)個別事業から統合的な都市政策まで多様な代替的施策を設計して評価するシステムを構築する.(4)川崎地区での運用を通じて行政,企業の要請を反映してより実用的システムを実現しつつ,国際共同研究者とともに産業共生型の都市再生システムの国際的ベンチマークモデルを構築する.

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

本研究では、循環型社会形成にむけてエンドオブパイプ技術のみによらない,動脈側と静脈側の産業システムが連携する地域システムの構築が喫緊の課題となる.本研究は先進的なエコタウン事業を対象として,その循環形成水準を評価するシステムによって,国内外での循環型都市産業拠点を形成する施策設計と評価のガイドラインシステムを構築する.企業・行政との共同研究を通じて地理情報システムとWebGISを活用した地域の循環代謝の空間情報システムを構築するとともに,産業特性を考慮した将来的な循環形成の拡大の政策選択肢を合理的に設定してその改善効果を定量的に評価するシステムを開発する.産業と都市生活系の循環の統合的空間分布データベースにより,立地条件や産業特性を考慮した将来的な循環形成の拡大の選択肢について評価する指標体系システムを含む,都市循環拠点形成の施策設計・評価の国際標準ガイドラインシステムを構築する.具体的には次の研究を行う.
1.エコタウン地区および周辺地域の統合的物質循環データベースの構築
川崎臨海工業地域(エコタウン指定,都市再生事業緊急整備地域)に加えて,東京湾流域圏における統計情報,既存調査研究により地域循環地理情報データベースを構築する.
2.「エコ・インダストリアルパーク・レポート」調査による企業間物質連関構築
産官学の連携で,企業の物質代謝情報の調査「エコ・インダストリアルパーク・レポート」のフォーマットと調査システムを設計して,各企業のインタビュー調査を行う.
3.Web地理情報システムを用いた企業・行政情報の統合的調査システムの構築
 企業,行政担当者に対するインターフェイスを構築して,継続的に産業共生関連情報を集約するインターネット上のWeb地理情報システム(GIS)を構築する
4.都市産業共生技術の技術インベントリの調査
 都市と産業セクター間での副産物の循環利用,環境効率の改善に資する基幹的な「都市産業共生技術」のインベントリを構築する.企業の技術情報をもとに副産物の質と量に応じた転換効率を含む「循環生産関数」を構築する.
5.産業連携および循環形成の代替オプションの設計と評価システム
周辺地域の立地企業および近接する都市活動セクター(住居地区や商業施設),特に特区の緊急整備地区や移転予定工場などの都市再生の拠点地区における機能転換政策との連携も視野に入れて,新たな循環形成の選択肢を設計して,パフォーマンスを定量化できる評価システムを開発する.
6.産官学連携によるシステムのデモンストレーション運用実験とシステム改善
地理情報システムを共有するWebGIS通じて,企業と行政,研究者がネットワーク上で廃棄物発生,受入情報を入力,更新,共有できるシステムを構築して運用する.システムの運用実験を通じて,企業の環境マネジメントと行政廃棄物管理および環境産業振興の支援に有効なシステムとしての改善を行う.

今年度の研究概要

平成18年度は下記の研究を予定している。 1.エコタウン地区および周辺地域の統合的物質循環データベースの構築,2.「エコ・インダストリアルパーク・レポート」調査による企業間物質連関構築
3.都市産業共生技術の Z術インベントリの調査

備考

共同研究者:花木啓祐(東京大学)

関連する研究課題
  • 0 : 関連P3 特定地域における産業間連携・地域資源活用によるエネルギー・資源の有効利用の実証

課題代表者

藤田 壮

  • 社会環境システム研究センター
  • センター長
  • 博士(工学)
  • 土木工学,システム工学,建築学
portrait

担当者

  • 森口 祐一