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有害化学物質情報の生体内高次メモリー機能の解明とそれに基づくリスク評価手法の開発に関する研究(平成 17年度)
Studies on evaluation of memory function for exposure to environmental chemicals and the development of the tool for risk evaluation in mice

予算区分
AG 特別研究
研究課題コード
0305AG493
開始/終了年度
2003~2005年
キーワード(日本語)
化学物質,過敏反応,メモリー,海馬,マウス
キーワード(英語)
CHEMICAL,HYPERSENSITIVITY,MEMORY,HIPPOCAMPUS,MOUSE

研究概要

低濃度の揮発性化学物質による脳神経系と免疫系及びその相互作用への影響について、化学物質そのものの蓄積による影響よりも化学物質の情報の蓄積による攪乱作用という視点で明らかにする。脳神経系については、主に海馬を中心とした大脳辺縁系のネットワークに焦点を当て、また、免疫系についてはリンパ球でのメモリー機能に焦点を当て検討する。さらに、そのメモリーの誘導に関与する情報伝達系の因子を探索し、化学物質の体内での動態と合わせてヒトでの影響評価に有用な指標の選択、あるいは新たな開発を試みる。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

15年度 揮発性化学物質の曝露法と脳・神経系と免疫系におけるメモリー機能に関連する情報伝達分子の測定法を検討する。におい認識に関するモデル実験系を確立する。16年度 揮発性化学物質を正常動物、あるいは病態動物に鼻部、あるいは全身曝露して脳・神経系と免疫系でのメモリー機能の変化を検討する。におい認識モデルで化学物質に対する嗅覚閾値について検討する。17年度 揮発性化学物質の曝露で脳・神経系と免疫系のメモリー機能の検索において鋭敏とみられた指標についての有用性を総合的に検討する。

今年度の研究概要

低濃度の揮発性化学物質を曝露して海馬の興奮性ニューロンでの神経ー免疫相互作用についてメモリー機能の活性化の観点から検索する。また、グルタミン酸受容体阻害剤による情報伝達系の攪乱やリンパ球欠損などによる影響を解析して、脳内メモリーネットワークの構造的変化、量的変化を検索する。匂い情報経路における免疫メモリーについても化学物質の体内動態との関連から解析し、低濃度揮発性化学物質の影響を評価するための指標の開発に貢献する。

課題代表者

藤巻 秀和

担当者

  • 黒河 佳香環境リスク・健康研究センター
  • 山元 昭二
  • 塚原 伸治
  • 古山 昭子環境リスク・健康研究センター
  • 後藤 純雄
  • portrait
    中島 大介環境リスク・健康研究センター