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泥炭湿地の環境変化が土壌微生物群集の多様性および機能に及ぼす影響(平成 16年度)
Effects of environmental changes on diversity and functions of soil microorganisms in peat wetland.

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0406CD469
開始/終了年度
2004~2006年
キーワード(日本語)
湿地,生態系機能,土壌微生物,多様性
キーワード(英語)
WETLAND,ECOLOGICAL FUNCTION,SOIL MICROORGANISMS,DIVERSITY

研究概要


低温、貧酸素な条件下で植物遺体の分解、栄養塩の循環が抑制されている泥炭湿地の多くでは、近年、人為的な環境変化により乾燥化、富栄養化が進行しつつある。これらの環境変化は植物遺体の分解と養分循環に関わる土壌微生物群集への影響を経て、生態系機能への影響、さらに高次の植生への影響をもたらすと考えられる。本研究では、その過程で生じる微生物多様性の変化と生態系機能の関係を明らかにすることにより、環境影響の指標としての土壌微生物多様性の意味を探ると共に、泥炭湿地の環境変化が湿地生態系の機能へ及ぼす影響機構を明かにすることを目標とする。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画


湿原生態系および流入河川において栄養的環境などの異なる数地点を選び、環境条件と微生物多様性、セルロース分解機能の関係を調査し、富栄養化が微生物相に及ぼす影響、さらに生態系機能への影響を解析する(16年度)。湿原の乾燥化が微生物多様性、生態系機能への影響について調査する(17年度)。泥炭中の微生物の遺伝的、機能的多様性についての解析結果から、微生物多様性が生態系機能に果たす役割について明らかにする(18年度)。

今年度の研究概要


北海道釧路湿原および周辺の流入河川において、栄養条件、植生の異なる調査地点を選び、植生、環境条件、泥炭中の微生物量・活性と生態系機能との関係を調査する。
泥炭からセルロース分解細菌を単離し、各調査地点ごとにエココレクションを作成する。
これら単離されたセルロース分解細菌について、Biolog system を用いたC源利用性に基づいて機能的多様性の解析を行う。

課題代表者

広木 幹也

  • 生物・生態系環境研究センター
  • シニア研究員
  • 農学博士
  • 生物学,農学
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